
長編
あ そ ぼ ?
匿名 2日前
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。や、やべえ、なんかに見られている気が...と、隣を見ると観念したように項垂れたおばさんがいた。
「ど、どうしたんすか?」
「最初は、うちの番だね。」
「な、なんで?」
「生贄にするための人が見つからなくて、自分の見えている範囲全てのものを標的にして、そのまま殺す気だよ」
「カ、カメラ!」
「もう遅いさ。でも大丈夫、誰にも見られ
ずに死ぬより、一緒に死んだほうがいい」
...ドンドン、ドンドン、ドンドンドンドンドン、ドンドンドンドンドンドンドン、ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!
どんどん酷くなるドアからの音が、俺の人生を終わらせるかのように感じてきた。
ドンドンドンドンドン!!!
すると、
『ばたんっ』
「お、おばさん!?」
急いで胸に手を当てた。息を引き取っていた。
「ク、クソ!」
「ねぇねぇ、あそぼ?」
「は?」
「聞こえてるんでしょ、あそぼ?」
「嫌だね、なんでお前なんかのために!」
「じゃあ、殺さないであげるから条件をあげる。何でもいいわよ?」
「じ、じゃあ、人口が1年で1人でも増えたら、すぐさまあの世へいけ、良いな?」
「良いけど、無理だと思うわよ?」
「ここにいれば、の話だろ?」
「いいえ、別に私がいなくても増えないわよ。」
「ふ、ふん···そんな脅し、俺には聞かないぞ?」
「脅しじゃないけど、まあいいわ、のちのち公開することになっても知らないわよ?」
「つーか、えらく喋り方現代だな」
「もう昔の言葉通用しないからね」
「というかなんで今までなんも見えてこなかった俺がお前なんか...そうか、これは夢だ!」
「違うわよ、私の怨念が強いってことよ、強くないけど。でも、話せる相手いてよかった。今まで話せる人いなかったし、お坊さんたちも成仏優先で私の気持ち読みとってくれもしない。」
「犯人なんて、もう居ないだろ?」
「犯人なんて、どうでもよかったの。ただ、話し相手が欲しかっただけ。」
「まあ、あなたとは契約したから、条件が終わるまでずっととどまるけど」
-数十年経ち、村は平和になった。突如として呪いが消えたんだから当たり前だ。
しかし、まさか増えない原因はこの呪いのせいだったとは。
『あの村では、我が子を殺されるくらいなら、と、先に殺してしまったり、一家心中する人も多かったですからね。その影響で、子供があまり産めなくなったんだと思われます。』
俺は、今も条件を達成するま
後日談:
- ちなみに、この話はフィクションです。 一応、続編もありますがコメントで欲しいって方少なかったらやめときます。 正直あまり怖くはないです
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- 続き待ってますPUMP