
短編
憑いてくるモノ
匿名 2日前
chat_bubble 0
1,908 views
私が小学五年生の時の話です。
ある日、友達の家に遊びに行く事になりました。
その子の家に行くのは初めてでした。
家に入ってすぐに、友達はおにぎりを作り始めたので、私は隣で見ていました。
その家は玄関入ってすぐ左右に部屋があり、隣にトイレ、お風呂、廊下をまっすぐ進むとキッチンリビング、奥に部屋という間取りでした。
おにぎりを作っている場所からは玄関までが見渡せました。
友達がおにぎりを作っているのを眺めながら、ふと玄関の方を見ると、左側の部屋から白無垢のような格好をした人が出てきて、そのまま右側の部屋に入っていくのが見えました。
友達からは家には1人だと聞いていたのですが、誰か居るのかと思い友達に「誰かいるの?」と聞いたのですが、「誰もいないよ」と言います。
なのでさっき部屋を通った人の事を話し、一緒に部屋に見に行く事にしました。
ですが、左右どちらの部屋にも誰もいませんでした。
気のせいと自分に言い聞かせその日は楽しく遊んで帰りました。
数日後の事です。
1人でお風呂に入っていると、窓の外を白無垢の格好した人が2人通って行きました。
1人は友達の家で見た事ある感じの人に似ていましたが、もう1人は少し小さい、まるで親子の様でした。
私は友達の所から着いてきたんだと思い怖くてすぐにお風呂を出ました。
それからは見ていませんが、何故白無垢だったのか、何故私に憑いてきたのか、何故1人増えていたのか、今でも不思議で、いつかまた見るのではないかと怖くて堪りません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。