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お題 長編
高2の1年間俺が体験し続けた別々の怪異その10
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高2の1年間俺が体験し続けた別々の怪異その10

5時間前
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さっき、12月の「部室のクリスマスソング逆再生」を書き込んだ大学1年の俺だ。

今回は、ちょうど1月の上旬、新学期が始まったばかりの、あのあまりにも有名で忌まわしい「駅」の話をさせてほしい。

始業式があった1月8日の放課後、あの高1の8月と高2の8月の『カラダ探し』と高1の1月の『コックリさん』を共に生き延びた同学年で仲良しの(俺、男子3人、女子3人)計6人で、ある検証を行うために集まった。

あの都市伝説「きさらぎ駅」が本当に起きるのかを確かめるためだ。

俺たちはその1月8日の放課後までに、ネット上の噂や実体験したという自称の書き込みを読み漁り、さらに始まりである「はすみさん」の本物の書き込みを見るため、俺の父に頼んだ。

詳しくは言えないが、父の特別なツテを使って、当時の2ちゃんねるの掲示板の画面そのものをデータとして回収してもらい、それを最後に全員で穴が開くほど見て確認してから、俺たちは放課後の電車へと乗り込んだんだ。

乗っていつの間にか寝てしまっていて俺が目を覚ましたら、車内がシーンと静まり返っていて、腕時計を見たら、既にさぎの宮駅についてるはずだが、電車がもう20分以上もどこにも停まらずに走り続けていました。

おかしいと思って隣と前に座ってた5人を起こしてから、周りを見たら、俺達の他に複数の乗客が乗っていたんですけど、起こしても全員がぐったりと寝ているんです。

慌てて近寄って、肩を掴んで揺り起こそうとしたんですけど、本当に誰もピクリとも起きない。

トンネルを出たところできさらぎ駅に停車しました。

今回は、はすみさんが書いていた通りをガチで実体験し、そこから全員で生還した高2の1月の怪談をここに詳しく吐き出させてほしい。

父親が回収してくれた画面で予習した通り、電車は不自然に走り続け、存在しないはずの「きさらぎ駅」へと停車した。

周囲には何もない。はすみさんの書いた通り、遠くから太鼓と鈴の音が響き、怖くなった俺たちは線路に降りて歩いて戻り始めた。すると、本来あるはずのない「伊佐貫トンネル」が現れ、その手前で片脚だけのおじいさんが現れて一瞬で消えた。

そしてトンネルを抜けた先で、親切を装って車に乗せてくれようとする、あの「不気味なドライバー」が俺たち6人の前に車を止めたんだ。

乗ったら終わりだ。

だけど、周囲の空間がぐにゃりと歪み、現実の世界の記憶がサラサラと消えていくような恐ろしい感覚が俺たちを襲った。

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後日談:

  • 気づいた時、俺たち6人は、新学期のいつもの下校路にある「地元の一番大きな駅」のベンチに、折り重なるようにして倒れていた。 スマホを見ると、時間は放課後からほとんど進んでおらず、父親に頼んで回収してもらったあの2チャンネルの画面も、なぜかすべて真っ白な空白の画像に変わっていた。 【噂を信じた者をそのまま異界の住民に仕立て上げる、ネットの闇に潜む未知の巨大な呪い】だった。 だけど、あれは絶対にただの集団催眠なんかじゃない。 なぜなら、あの事件があってから大学1年になった今でも、俺たち6人は【夜の静かな電車に乗って、アナウンスのない長いトンネルに入ったり、車窓から見知らぬ無人駅が見えるだけで、あの太鼓の音がフラッシュバックし、全員で互いの服を掴み合わないと激しい過呼吸でパニックになる】んだ。 特に1月の始業式の日になると、あの日ドライバーに突きつけたあの掲示板の紙の、カサカサとした乾いた感触が右手に鮮明に蘇り、強烈な悪寒が走る。 高2の冬、あの土地の噂を甘く見た俺たちは、ネットの都市伝説さえも俺たちを消失させるための死の入り口に変えられたことを知った。 高2の1年間も、いよいよ終盤に近づく。 次は2月だ。
アバター 001_001

俺が持ってる実体験は全て最強です

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