お化けは出てきませんが、昨日実際にあった事をお話させてください。 昨夜、義母と2歳の息子と私、3人で夕飯を食べていました。 夫は交代勤務のため寝ていて、食卓には不在でした。 テレビは夕方のニュースが終わり、お天気キャスターが紹介する豆知識を横目に観ながら義母と話している時でした。 ﾓﾆｮﾓﾆｮﾓﾆｮﾓﾆｮ テレビの音と義母と息子の会話の中に、何か声のような音が聞こえた気がしました。 ﾓﾆｮﾓﾆｮﾓﾆｮﾓﾆｮ 「なんか聞こえない？」私の問いかけに、義母は「？」とした顔をしたので、 テレビの雑音かな？と思いましたが、やはりﾓﾆｮﾓﾆｮ聞こえるのです。 玄関で物音がしたので、「（義弟）さんたち来たのかな？」と続けて言いました。 我が家は伯父や叔母の訪問が多く、特に義弟家族はほぼ毎週末遊びにきていて、鍵が開いていれば茶の間まで入ってきて挨拶をするので、声かけもなく来た来客に初めはそう思いました。 茶の間でご飯を食べているのですが、上が障子、下が磨りガラスのふすまの和室です。 私が座る背中にそのふすまがあるのですが、磨りガラス越しに淡いオレンジ色のワンピースと白い足が見えました。 義弟じゃない。「え、叔母さん？」と聞いた間もなく、ふすまがバッと開きました。 20～30代くらい、オレンジ色のノースリーブのワンピース、黒い長い髪に青白い細い腕と足、身体を左右に揺らし、はっきりとは聞き取れない声でブツブツ何かを言っている女が立っていました。 「誰っ！？何っ！？？」と一瞬でパニックの私。女が部屋に入ろうとしているのがわかり、思わず立ち上がり義母の後ろまで下がりました。（ほんとごめんなさい） 義母も立ち、「あなた誰？なに？どうしたの！」と聞きますが、ズカズカと部屋に入ってくる女。 その間も身体は揺れていて、ﾓﾆｮﾓﾆｮ何かを言っていて、目は焦点があっておらず、まさに異様でした。 息子を抱きかかえ、義母と交互に「だれ？なんなの？」と大きな声を出しましたが、女は何も反応せずただ立っているだけでした。さすがに夫を起こそうかと思った時、義母が女をそっと手で押しました。 抵抗することなく促されるままに動く女。義母は「どこから来たの？お家間違えてるよ！」と言いながら玄関まで押し出し、夫のサンダルを履こうとする彼女に「これはあなたのじゃない。あなたのはこっちだよ」と靴を並べ、外に出たところで施錠しました。 「こわかった