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長編

八月の月光

匿名 3日前
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この猛暑な今よりもまだマシな暑さの夏の頃でした。 中学生の頃からの同級生の女の子と高校生の時に付き合う事になり、それはもう私は大喜びしたものです、初めての彼女ですから浮かれてしまうのも無理はないですよね。 彼女は物静かな人で読書が趣味で本屋さんや図書館に行ったりしそれから2人でご飯を食べに行ったりしました。 「ここの料理おいしいね。」 「だね、この後どうしよっか」 「まかせるよ」 そういった他愛のない会話をよくしたりしました。 高校を卒業する頃には私は家庭の都合もあり働きに社会に出て、彼女は進学する事になってしまいお互いあまり時間が取れないようになったり会うことも少なくなりましたがお互い恋愛は続けました。 なかでも二人で毎年ある八月の地元の花火は良く見に行って手を繋いで眺めたのは今でも彼女と見たあの打ち上げ花火の光は瞼の裏に脳裏に焼きついたように覚えています。 数年後の事ですが、彼女は失踪しました。理由は未だよく分かっていません。 私や彼女の家族も探したり警察に行方不明届を出して捜索もしてもらいましたが見つからず。 やがて捜索は打ち切られました。 それから何年も何年も…。 何年も経ちましたが彼女は帰ってきませんでした。 生きているのかもういないのかわかりませんが生きてるなら連絡ぐらいはせめてほしいと願い続けましたが叶わずで、それからの自分の人生灰色のようなセピアのような世界になっていました。 ある八月の日のことです。 私は仕事が休みだったので木々が生い茂り、地面は舗装された道ではなく、離れた県の山の中を歩いていました。 なぜここにきたかは改めて考えてみてもわかりませんがスマホの画面で時間をみようとすると夕方になっていました。 気がつくと、日が落ちて夜が空を覆い満月の光だけが差すこの街灯もない道をただあるいてました。 仕事でよく夜遅くに帰ったりしていたせいか幸いにもライトを常備していたので道を照らしながら歩いていると少し離れたところに女性でしょうか?それらしいのが見えました。しかも、こっちを見ているような。 私は何かあったのかと近づいて声をかけようとして違和感を感じました。 話かけても後ろ姿のままなのです。 何度か話かけましたがその女性は返事をしてくれませんでした。 何度かそうしているうちに私は苛立ちを覚えたのもあり諦めて帰る事にしました。 知らないところだったのですが、な

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