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長編

あの日見たモノ

匿名 2日前
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た僕達は獣道のように草が生い茂った山道を通って、そこへと向かって歩き続けます。暗いと思われた山中は月明かりのおかげで意外にも明るく、難なく進むことが出来ました。10分くらいでしょうか?案外すぐにその廃屋が見えてきました。そこまで大きくはないのですが、そこらにある一軒家より少し大きいくらいで2階立て、門がかなり草臥れており、かなりの年季が入っていることを感じさせます、表札には名前が入っていたのですが、ボロボロになっていて見当もつきませんでした。そんな廃屋の雰囲気に圧倒されて3人とも言葉を失っていると、静寂を破って A「おい、どうする?入ってみるか?」 C「まあここまで来たからには行くしかなくない?」 Cの怯えたような強張った表情から発せられる声に、廃屋を前に雰囲気負けしていた僕は強がるように 自分「だよな?行こう行こう」 と先陣をきって廃屋の門を開けて入口へと続く道に入った途端、何だか急な寒気と鳥肌に襲われましたが、気のせいだと言い聞かせ、意を決して入口の扉に手を掛けます。開かないと思っていた扉は耳につく嫌な音を立てて開きました…まるで手招きしてるかのように。 C「少し待ってくれ、懐中電灯出すわ…ほらよ」 A「サンキューな」 足元を注意深く照らしながら中へと入ります。廃屋の中は少し埃っぽく、なんだか時の流れが止まったように虚しく、ガランとしていました。所々人が暮らしはしていたことが窺える生活感は微かに感じられましたが。まずは1階から探索することになった僕達は通路を通って少し広い居間のような空間へと出ます。部屋に入って最初に感じたのは重苦しい空気とまるで大勢の人間から見られているような視線でした…ふと部屋の上側を見ると、よく大家族世帯の家で見るような先祖代々の写真が飾ってあり、この廃屋にかつて住んでいた人は由緒ある人達の子孫であるだろうことが窺えます。 A「うおっ!何だよこれ…気味悪いな…」 C「おどかすなよ…チビるかと思ったわ…」 嫌な気分になりすぐに部屋を出て、しばらく他の部屋をまわっている時でした、急に上からガリ…ガリガリ…と爪を立てるような音が耳に入ってきます 自分「なんだよこの音、ネズミとかか?」 A「まあ、いてもおかしくはないわな、ここ何十年も放置されてるらしいし」 C「少しだけ確認しに行ってみるか」 Cは探索してるうちに雰囲気に慣れてしまったのか、入る前とは打って変わって顔がいつも通

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