
長編
あの日見たモノ
匿名 2日前
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少し長くなりますが聞いて下さい。大学2年生の時の夏、僕は仲のいい友人3人A,B,Cと一緒にある心霊スポットに肝試しに行こうという話になり、そこへ赴くことになりました。僕自身、当の今まで心霊現象などの部類は全く体験してこなかったことがあり、内心何も起きないだろう…とある意味たかをくくっていました。今思えば、そんな生半可な気持ちがいけなかったのでしょうか…あの時の出来事が、頭の中で幾度となく鮮明に再生されます
心霊スポットへ行こうと計画を立てていたその日、友人の一人であるBが急にひどい頭痛がするとの連絡があり,行けないことに…Bの車でそこへ行こうとしていたので、僕達は仕方なしにレンタカーを借りて3人で行くか…となんだかやるせない気持ちで向かうことに。そこはあまり有名ではありませんが、今はもう誰も近寄ろうとしない廃屋で、ヤンキー達が根城にしているだとか夜な夜な誰かの名前を呼ぶ奇声が聞こえるだとか変な噂の絶えない場所でした。
向かっている途中にコンビニがあり、何か食べ物を買っていこうとAが言い出したので寄ることに
A「運転係のC様になに買っていく?やっぱりコーヒーか?」
自分「あいつの好きなもん忘れた?エ◯本に決まってんだろ笑」
A「確かにそっちの方が目が覚めるな笑」
そんな途方もない会話をしてコーヒーやらお菓子やらを買って車へ戻るとCが何やらBと電話で言い合ってるようで、、
B「悪いことは言わないから今すぐ戻ってこい!そこ危ないらしいぞ…先輩から聞いたんだけど行っておかしくなった奴もいるって話だぞ」
C「何言ってんだよ、行けないからって寂しいのか?笑 別に行ったくらいじゃ何ともなんないだろ、じゃ、そろそろ行くからな」
B「あっ、おい!待てよ!」
Cはプツリ…と電話を切ると戻ってきた僕達の方を横見に事の顛末を話し始めました
C「なんか急にBから電話かかってきてよー、行くなって言い出すんだよ、さっきの話聞いてたろ?どうしたんだか…」
A「まぁ大丈夫じゃね?そもそも何かいたら逃げればいいべ」
そう意気込んで再び出発することを決めた僕達は、車内でてんやわんや騒ぎながら夜の道路をしばらく走っていると例の廃屋があるという山が見えてきました、夜なのもあって山がなんだかおぞましく訪問者を待ちわびて、静かに佇む化け物のように見えた僕は全身に鳥肌が立ったのを今でも覚えています。車を山の麓の良さそうな所に駐車して、車から降り
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