
短編
自死した従兄弟が毎晩くる
匿名 2日前
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これは私が実際に体験した怖い心霊体験です。
私が幼き頃より弟の様に可愛がっていた、従兄弟が21歳の時に自ら自宅で首吊り自殺をしてしまいました。
自死する3日前の夜も、いつもの様に電話があり、「今から一緒にご飯行かない?」と連絡があったのですが、出先だった事もあり「ごめん、また今度ね!」と、電話を切りました。
その3日後、家族から連絡があり「○○が自宅で首吊り自殺をした」と電話がありました。
普段からとてもユーモアで明るい性格の従兄弟だっただけに、信じられませんでした。
その数日後、夜中0時~2時頃自宅で寝ていたら、地震の様な揺れがあったのです。
次の日、会社に行き「昨日地震ありましたよね?」と同僚に聞くと、みんな「えっ、全く無かったわよ」と口を揃えて言うのです。
私は気のせいか…と、さほど気にしていなかったのですが、また夜中0時~2時の間に、地震の様な揺れを感じたのです。
結局その揺れは毎日、同じ時間帯に訪れる様になり、次第に奇妙な空気感さえも感じる様になりました。
一人暮らしだった私は、アパートの玄関や台所、あらゆる場所に塩を置きました。でも、それも全く効果が無く連日の揺れに、沢山の汗で夜中うなされる様になりました。
従兄弟の49日が近づいたある夜、またあの地震の様な揺れがあり、その日は何だか嫌な予感さえもあったのです。地震の様な激しい「ガタガタガタガタ…」と揺れの後に、ロフトまで上がって来る足音が「ミシミシ…」と聞こえ、目を開けてみると白い服を着た従兄弟が私の方へ近づいてくるのです。
「キャ~!」と声を出そうとするのですが、それと同時に金縛りにあってしまい、声を出す事も出来ず体も動きませんでした。が、私の回りを一周すると、またロフトから「ミシミシ…」と降りて行ったのです。
体は沢山の汗と、布団もその汗でびっしょりでした。居なくなった瞬間に金縛りは解けました。
そして、その更に数日後の49日の日、夢で従兄弟が晴天の青空の雲から手を出して「○○姉ちゃん、行こう!」と満面の笑みで言うので、私が手を差し伸べたら天から「ダメ!行っちゃダメ!」と、声が聞こえたのです。
その声は、何故か自分の声でした。その瞬間、目が覚め「夢か…」と、思ったのですが、それ以来一切あの地震の様な揺れや金縛りは無くなりました。
きっと従兄弟からの何かしらのメッセージだったのだと思います。
これで私の恐怖の心霊実体験を終わります。
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- 連れてかれそうになってる いとこのフリした何かがいとことついでに連れてこうとしたんだろうな 危なかったですねこ