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中編
公園の影
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中編

公園の影

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それは私が大学院生だった冬の夜のこと。図書館で一人勉強していると、ふとある本棚の陰から不審な視線を感じた。周囲は静まり返り、時折ページをめくる音だけが響く。薄暗い空間の中、目に留まったのは、無邪気な顔をした幼い男の子だった。彼は本棚の前にしゃがみ込み、何かをじっと見つめている。その視線の先には、古い本が並んでいた。

なぜ彼がこんな所にいるのか、そして何を見ているのか、気になった私は思わず声をかけようとした。しかし、彼の表情は無表情で、目は本のページを越えてこちらを見つめているようだった。心のどこかで警戒心が芽生え、私は男の子に近づくのをためらった。

その時、彼の口からかすかな声が漏れた。「…これ、食べられるよ。」驚いて目を向けると、彼は手に持っていた本を開いていた。そのページには、虫やカエルの解剖図が描かれていた。

私は背筋が凍りつき、すぐにその場を離れた。図書館を出ると、外の冷たい風が体を包み込み、少し気分が落ち着いた。しかし、翌日、また同じ時間に図書館に戻ると、再び彼がそこにいた。しかも、今度は本の代わりに、手に虫かごを持っている。中には生きた昆虫たちが這い回っていた。

恐怖が心を締め付ける。しかし、私は再びその場を離れることにした。何かが彼に引き寄せられているような気がしたのだ。数日後、図書館を訪れると、彼はまた同じ場所にいた。今度は私の方を見上げながら、昆虫を口に運ぶ仕草をしていた。私は耐えきれず、目を逸らして逃げようとした。

その瞬間、彼の声が聞こえた。「気持ち悪い?」それが私の心に刺さり、振り返ると、彼は異常な角度で首をかしげていた。恐怖に駆られた私は、全力で図書館を出た。自宅に帰ると、心臓の鼓動が耳に響き、思わず夢の中でも彼の存在に悩まされた。

ある晩、再び夢に現れた彼は、私の家の玄関先で待っていた。目が覚めると、眠りから覚めたはずなのに、何かがドアを叩く音がした。恐る恐るドアスコープを覗くと、彼がじっとこちらを見上げていた。私は恐怖に駆られ、ドアを開けた。

すると、彼は口を大きく開き、私に向かって襲いかかってきた。目の前が真っ暗になり、意識を失った。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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