
これは私が2年前にY県で体験した出来事です。
Y県には数人の親しい友人が住んでいて、毎年2回ほど遊びに行っています。その理由は、友人の家で行われる誕生日パーティーです。私たちは美味しい料理とお酒を楽しむのが大好きなので、いつも盛り上がります。
その夜も友人の家で飲み明かして、午前1時過ぎに私は酔いつぶれた友人を置いて一足先に帰ることにしました。タクシーで高層ビルの自宅に戻り、シャワーを浴びた後、ベッドに倒れ込みました。
眠気に勝てず、すぐに深い眠りに落ちました。
そして、朝の光が差し込む頃、誰かの声が聞こえてきました。「おい、起きろ!」
目を開けると、友人が私の横に立っていました。時計を見るとすでに午前9時を回っていました。
「もう少しだけ寝かせて…」と私は言うと、友人は「いいよ、もうちょっと寝てて」と優しい声で答えました。
その瞬間、私は不意に思い出しました。私たちの決まり事は、寝ている人を起こさないことです。それを破って私を起こそうとしているのは、果たして本物の友人なのか?
不安が胸をよぎり、霊的な存在が身近な人に化けて現れるという話を思い出しました。私は仰向けに寝たまま、恐怖がよぎり、再び目を閉じました。
しばらくして、再び声が聞こえました。「今から出かけるけど、行かない?」
その声は明らかに友人のものでしたが、何かが違和感を感じさせました。私は「行かないよ、楽しんできて」と答えた瞬間、耳元で「ふん」と舌打ちのような音が聞こえました。背筋に冷たいものが走り、急いで起き上がって周囲を見回しましたが、部屋には誰もいませんでした。
後から友人から連絡があり、酔いつぶれてそのまま寝ていたとのことでした。私はこの出来事を友人には話さずにおきました。彼女は怖がりなので、余計な心配をかけたくなかったのです。
今考えても、あの時感じた違和感は説明できません。あれは友人の姿をした何かだったと、直感的に感じました。
もし私があの誘いに応じていたら、今頃どこに連れて行かれていたかと思うと、恐ろしい気持ちになります。霊は身近な人に似せて現れます。もしもあなたも同じような違和感を感じたら、その誘いを断ることをおすすめします。
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