
長編
やっぱりね。
テツ 2日前
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、やめれずに十分ほど経った時、歯磨きの音が止んで静けさがリビングに広がりました。(ゲームの音は、もう寝るといった友人に遠慮してボリュームを下げていました。)
シーンと広がる静けさの中黙々とモニターを見ながらコントローラーを動かしていると目の片隅に見えていた、先に寝たはずの友人のデスクのモニター端からおでこまでの髪が見えました。真横にこっちを覗くように。ですが、その時怖くなかったのです。感じ取れたのが、ただ興味があるだけだったように感じました。
その状況を客観的に考えてしまった私は、異常さから一気に全身鳥肌になりました。
【あっ。】
心の中で言った私は、それに悟られないようゆっくりとコントローラーから手を離して、友人に助けを求めに階段を早足でおりました。
友人はまだ洗面所で色々としていたので動揺を隠せないまま状況を説明すると、
「まじか、そうか、やばいな、そうか」
と、友人も動揺していました。ですが、「大丈夫大丈夫。昼間も色々起きてるから」と冷静になり、私と一緒に上に上がり色々電気など消して降りて来るところまでついてきてくれました。
昨今のウイルスのせいで、在宅勤務になっていた友人が言うには、この家で一人でいる時どの時間であっても変なことは起きていたそうです。詳しくは教えてくれませんでした。
自分が見てない間も起こり続けていたみたいです。終わってなかったです。
下の階では基本起こらないので、リビング・ダイニングに何かあるのかな。
このままあと半年間耐え続けないといけないのかと思うと不安です。
今過去のことを思い出しながら書いていますが、起きたこと全部「あぁ、やっぱりな」と結びつけてしまいそうです。
2020/7/31
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- こう言うお話がリアルに怖い… 実話感MAX。 落ち着くはずの我が家なのに、 あちこち気になってしまいますよね。 快適に過ごせる家を探された方が 良いのではないかなって思います。ままちゃん