本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 短編
帰り道の影
帰り道の影
新着 短編

帰り道の影

17時間前
怖い 0
怖くない 0
chat_bubble 0
13 views

彼女の名前は小山美咲。冬の薄暗い夕暮れ、公園の近くを一人で帰る途中、誰かに呼び止められた。振り向くと、見知らぬ男が立っており、目をギラギラさせている。男はニヤリと笑い、彼女に向かって「君、小山美咲ちゃんだよね?」と尋ねた。美咲は驚きつつも、特に警戒心を抱くことなく「はい、そうです」と答えた。

「そうか、久しぶりだな。元気そうで何より」と男は言い、目尻を下げながら続けた。どうやら彼女の父親の友人らしいが、記憶には全く残っていない。

「どなたですか?」と尋ねると、男は「お父さんは元気かい?」と、質問を重ねてきた。「うん、元気だよ」と美咲は答えた。

「そっか、仲良くやってるか?」

「うん、いいよ」と彼女が答えると、急に男の表情が変わった。「お父さんのこと、好きか?」と不気味に尋ねる。美咲は戸惑いつつも「うん!好き!」と返した。

その瞬間、男は彼女の腕を掴み、引き寄せた。もう片方の手には注射器のようなものを持ち、「これを使うよ」と言いながら、美咲の腕に突き立てようとした。

美咲は必死に抵抗した。大声を上げ、力いっぱい身をよじる。幸運にも、近くにいた人々が駆けつけてくれ、男を引き剥がして地面に押さえ込んだ。

間もなく警察が到着し、男は現行犯で逮捕された。美咲には怪我はなかったが、男の供述は恐ろしかった。「小山の父親に恨みがあった。次は絶対にやり遂げる」と語ったというのだ。

この事件のせいで美咲は家族と共に引っ越しを余儀なくされた。男が現れることはなかったが、彼女の心には父親に対する信頼が消え失せていた。冬の夕暮れが、彼女にとって恐怖の象徴となった。

あの時、彼女が男に「誰?」と聞いていれば、運命は変わっていたのだろうか。彼女は静かに思いを巡らせた。

だが、今となってはもう遅い。

それでも、心の奥底に潜む恐怖は消えることがなかった。

冬の夜、彼女はそれを忘れようとするが、決して忘れることはできない。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 3
怖い評価 23
閲覧数 1.7k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

・利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.183

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 学校
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...