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長編

私が霊を信じるようになったわけ

ボク 3日前
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見ていた。 するとTが 「ずっと黙ってたけどさ、さっき1体だけやばい霊がいたって言うたやろ?そいつだけ俺らに追いついて、ずっとこっち見てるで」 と言った。 まだ続けるか?と思った時、とうとうNがしびれを切らしたのか 「だからお前がそう言っても俺らには見えてへんねん!!ええかげんせぇよ!どこにおんねん!」 と少し怒鳴った。 するとTがゆっくりを大通りの反対側にある茂みを指差した。 「あそこ。携帯のカメラで写真撮ってみ」 と冷静にNに言った。 Nは 「ちっ。なんやねんこいつ」 と文句を言いながらもポケットから携帯を取り出し、Tの指差す先に携帯を構え、パシャッと写真を撮った。 Nは撮り終わった写真を凝視している。 無表情だ。 私達はNの反応をうかがった。 するとNが一言 「まじかこれ…」と言った。 「どうした?」と私達はNに駆け寄り、全員で携帯の画面を覗き込んだ。 2秒ほどで確認できるほど鮮明にくっきりとそれは写っていた。 「うわ…ほんまに貞子やこれ」 と一人が呟いた。 どっきりでも仕掛けられているのか?と疑いたくなるほどのルックスの霊が写り込んでいた。 貞子らしき女は真顔で口をぱっくり開けながら写っている。 冷や汗が止まらない。 私もNと同様に霊を信じてはいないタイプの人間だったので、ここまで鮮明に心霊写真が撮れてしまうとさすがに焦る。 私「なぁTくん!これどうにかできひんの?」 とTに言ったがTは 「だからやめとこうって言うたんやん。悪いけど俺にはどうにもできひん。でもまぁ気休め程度やけどお祓いしとこか!」 と、まずはNにその写真を消去するよう指示し、近くのコンビニで酒と塩を買い除霊を始めた。 やはりここでも胡散臭さを感じたが今はそれどころではない。 もしかして祓えるかも?という少しの希望が俺達の精神を安定させていた。 一連の儀式的なものが終わりTが 「はい、終わり。とりあえずやれるだけのことはやったから。まだあの霊はこっち見続けてるけど気にしないように」 と私達に言った。 (気にしないようにって…) と少し無理を感じたが、ここはTの言う通りなるべく気にしないように、霊がいた茂みを見ないように努力した。 結局その後は朝方まで営業しているボーリング場へと向かい、始発まで何ゲームも繰り返し、有り余った

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