本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

長編

私が霊を信じるようになったわけ

ボク 3日前
怖い 192
怖くない 186
chat_bubble 0
22,410 views
った。 Kが「今日調査するのはなぁー…」 と答えようとした時、急にTが 「ちょい待ち、一つ条件がある。どこ調査するか知らんけど、そこの寮だけはあかんで」 と言った。 私は背筋に寒気がした。 K「え?なんでなん?」 T「いやいや、お前ら霊感無くてもあそこはやばいって雰囲気で感じひん?」 それを言われ俺達は全員「感じる」と答えた。 するとTが 「せやろ?俺も何回か前を通りかかった事あるけど、あそこは数が凄まじいねん。しかもただいるだけの霊やったらまだええわ。でもな、あそこの霊はあわよくば取り憑こうと機会をうかがっとる。言うならば悪い霊の巣窟や」 と真顔で言った。 今まで陽気に話していたTが急に真剣に話し出したので、私達はビビり倒した。 心の中で警告音が鳴り響いている。 するとKがTに 「Tは除霊とかできひんの?」と聞いた。 Tは 「できひんこともないけど…でも多分お前らが期待してるような除霊はできひん。悪意がない霊を塩と酒を使って祓える程度やわ。さっきも言うたけど、あの寮の霊は悪意を持ってるからあれは祓えへんで」 と制止した。 でもKはTの話を聞こうとはしない。 「まぁ今日は人数もたくさんいるし大丈夫やろ。Tがやばいって言うたらすぐ退散するから!お願いっ!」 と食い下がった。 Tも初めは断り続けていたが、あまりにもKがしつこいので最終的には渋々OKした。 T「ほんまにあかんて言うたらすぐ退散するんやで?ついてきたらえらい目にあうし」 とTに念を押されつつ、俺達は例の寮へと引き返した。 …相変わらず凄まじい雰囲気の建物である。 Tはと言うと上の方を、ボーッと眺めていた。 「なんかいる?」と私が聞くと 「うん。あの3階の窓の所に数体いる。こっち見てるよ」とTが答えた。 もちろん霊感の無い私達にはその数体の霊は見えていない。 そしてしばらくの間 「あ、あそこにもいる」 「こっちにもいるなあ」 などとTが四方八方に指を指して説明してくれた。 はじめのうちはTの発言にいちいちビビっていたが、人間とは不思議なものでそんな状況にも自然と慣れてくる。 そしたらなぜか、Tが胡散臭くおもえてきた。 本当にこいつは霊感なんてあるのか?と。 そして私はTに 「Tくんちょっと中入ってみてーさ」 と言ってみた。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.0.238

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

grid_3x3 話題のキーワード

search

サクッと読める短編の怖い話 サクッと読める短編の怖い話

読み込み中...