
長編
今行くから
Chiyuuu 2022年7月26日
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どうもです。
以前にも書いた話ですが、結構前に投稿したので消えていました。
あまり怖くないですが、私にとっては結構怖い体験だったので、もう1回投稿します^^
(消えていましたしw)
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大学生の頃に体験した話です。
私は大学の頃、寮に住んでいました。
その大学の敷地内には小さな町みたいなのがあって、家が遠い生徒たちはその町に住んでたんです。(海外です)
小さな喫茶店があったり、文房具とか生活用品が変える店があったり、食堂もいくつかありました。
その日、私達(友人らと)夜ご飯を一緒に食べに行く約束をしていました。
まぁいつも一緒にいるんですけどね。
でもうち1人が委員会の1人で、会議があるから大学に戻らないといけないという事で、私たちは私のアパートの部屋で待つことにしたんです。
私はダンスに所属していたので、待っている間ダンス仲間とアパートの外の小さな広場で練習していて、他の友人はダンスの練習見たり、パソコンいじってたり、映画見ていたりしている子もいて、それぞれ時間を潰してました。
(多分10人くらいいました)
2時間後
もう6時になっていました。
いくらなんでも遅い。
お腹も空いた。
レズ(友人)はスマホでクリステル(会議に出た友人)に電話した。
レズ「もしもし?今どこ?うん、うん、早くしてよ、お腹すいたんだけど。結構時間たってるよ。差し入れとかたべてるんじゃないの?、、うん、わかった。じゃあ早くね〜はーい。」
私「どうだった?」
レズ「まだ会議中だって。遅すぎるよね。」
私たちはもう何もしておらず、ただ単にその子を待っているだけだった。
カーラ「ねぇねぇ、待ってる間暇だしみんなで映画見てよう?そのうち戻ってくるよ」
私たちは映画を見て時間を潰すことにした。
- 1時間半後 -
映画を見終わっても、クリステルは戻ってこなかった。
ジョン「遅すぎる!レズもう1回電話!腹減った死にそうだわ(おかま)。」
レズはもう1回クリステルに電話した。
すると、どこからか着信音が鳴り響いた。
みんな自分のスマホを確認する。
でも誰の着信音でもなかった。
まだ鳴り止まない着信音。
部屋の中からする。
キッチンの近くに置いてあったカバンを取ってベッドの上に置いた。
どうやら着信音はこのカバンから聞こえてくるようだ。
レズがスマホを切ると、そのカバンの中にあった着信音も鳴り止んだ。
私「これクリステルのカバンだよね?」
ジョン「本当に電話したの?」
レズ「。。。なんで。。。さっき話して、、、今行くからって、、、!!!」
「きゃああああああああああ!!!!」
みんな我はこそはと言わんばかりに玄関で引っかかりながらも私の部屋を一斉に出た。
私「ちょっと待って!本当に話したの!?」
ピーパイ「怪しいな、レズは〜」
ジョルダン「そうだ、着歴見ればわかるんじゃね?」
レズ「そうだ!」
私たちはぎゅうぎゅうになってレズのスマホの画面を覗き込んだ。
- クリステル 通話時間 3分 -
そこには通話時間3分とクリステルの名前がしっかり刻まれていた。
レズ「ちゃんと通話してる。。」
ジョルダン「誰かイタズラで電話でたんじゃないの?」
私たちは10人もいる。
レズが電話している間、皆それぞれ違うことしていたから有り得る。
ジョン「でもクリステルのカバン鍵ついてるんだよ?誰が鍵開けて中のスマホ取るの?」
レズ「、、、それに、あれはクリステルの声だった。今から行くからって。。。」
私たちはいっせいに喋り始めた。
「やば、来たんじゃね?」
「誰が来たの、化け物が?ww」
「怖っ!誰が出たのさっきの電話!」
「ありえないでしょ、なんなのこれ」
クリステル「ただいま!遅れてごめんね!」
みんな一斉に振り向いた。
レズ「、、、クリステル?スマホどこ?」
クリステル「え?あるけど。。」
ジョルダン「ほら!んな事ありえないんだって!」
レズ「、、っもう! 何ですぐに戻ってこなかったの!?すぐに行くからって言っといて全然遅かったじゃん!」
クリステル「え?私レズとは話してないよ???会議中だったし、それにカバンとスマホは私ちゃんの部屋に置いていったもん」
レズ「は!?そんなはずないよ!さっき電話で話してたじゃん!今から行くからって言ってたじゃん!」
クリステルは私の部屋に入って自分のカバンを取って鍵を開け、スマホの着歴を確認した。
- レズ 通話時間 3分 -
クリステルにスマホにも着歴が残っていた。
ありえなかった。
どう考えてもありえない。
私たちは静かにパニクった。
喫茶店に向かうなか、確かに怖かったけど私たちは学生だったので怖い話で盛り上がってしまった。
お し ま い
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