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俺がチャラ男を辞めた理由【アレンジ編】

匿名 3日前
怖い 332
怖くない 304
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紅がかすかにみてとれる。 そのあまりの不気味さに声が出ない。 いや、それどころか体が動かない。 女性がゆっくりこちらに歩きだそうとする。 どうしたって体が動かない状態で、 真正面から不気味な女性を目の当たりにして どれだけの人が正気でいられるだろうか。 女性の顔が私の顔に触れそうになる。 思わず目をつぶった。 が、なにも起こらない。 目を開けるとその女性は消えていた。 ホッと気が緩んだが、 ハッと気がつくと自分の右手に 女性のものと思われる長い黒髪が握られている。 「いつの間に??」 そんなことよりも、 握っている髪の毛が気持ち悪い。 ここまでくるとあとは神頼みしかない。 近くの神社へ相談に行き、 御祓を丹念に行ってもらった。 握っていた髪の毛は神社で回収してもらえるとのことで、 預かってもらった。 お寺を出る時確認されたのだが、 「だれかに恨まれでもしたのかい?」 心当たりがないわけでもなかった。 あの日の前日まで何人の女性を口説いてきたかわからない。 そりゃ誰かに1つや2つ恨まれててもおかしくない。 スッキリしないまま自宅に戻ると 丁度母親が田舎から上京するとのことで連絡があった。 仕方なく汚い部屋を片付けている時である。 いつからそこにあったのだろうか。 無造作に置かれた雑誌の間に 古い新聞紙が挟まっていた。 それを見て私の目がとある記事をみつけた。 そこには、高校生当時付き合っていた女性の 死亡記事が載っていたのである。 交通事故による不幸な最後であったことを知った。 今のいままで顔も忘れていた彼女。 新聞に載った彼女の写真を見て全てを把握した。 過去二回私の前に現れた女性の姿そのものだったのだ。 原因は自分のチャラい行動であることであると 気がつくのにさほど時間がかからなかった。 彼女がいながら数多くの女性と体を合わせた。 それを彼女が知った時、私は自分勝手に振る舞い 彼女を傷つけた。 最後にお互い話をしようと約束した待ち 合わせ場所に彼女は来なかった。 来れるはずがなかったんだ。 新聞の日付はそのすぐ後の記事になっていた。 なぜ優しくしてやれなかったのだろう なぜもっと彼女のことを第一に考えてやれなかったのだろう 己の身勝手さを改めて痛感した。 とその時 「ピンポーン」

後日談:

  • 匿名さんの既出の話しをアレンジしました。 楽しんで貰えたら嬉しいです。

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  • あいさん ご指摘ありがとうございます 分かりやすく、矛盾がないように訂正させていただきます。
    タク
  • 続きが気になります。しかしその方は高校1年生で車の運転をしてたんでしょうかね?
    あい
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