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赤マンション
長編

赤マンション

名無し 2016年8月21日
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この話は、俺が小学五年生の時に体験した話です。 俺の地域にある神社では毎年お祭り?盆踊りみたいなのがあって、毎年そこに行って友達とワイワイやっていました笑 いつもどおり皆でワイワイやっていたら1人の友達が『肝試ししない?』っと言い出して、まだ幼さからの好奇心でしょうか、皆すぐに行こう!!!好奇心って怖い。。笑 ここら辺で自転車で行ける有名な心霊スポットっと言えば、『赤マンション』。っと言う足立区では有名な心霊スポットでした。 皆ここに決めた、行こう! そんな時に唯一携帯を持っていた女の子がちょっとどんな所か調べてみよう!そう言い出し、少し待っていると、数分後にやっぱりやめない? その子が言い出し、携帯の画面を見たら足立区最強心霊スポット、みたいな事がたくさん書いてあり、それだけで俺達は怖いね、やっぱりやめよう。笑 って赤マンションに行くのはやめることにしました。 しかし、この話を俺の一つ上の兄が盗み聞きしていたらしく、友達を連れて皆で赤マンションに行ってしまったのです。。 バカ。。 俺は兄を探し、兄の友達がいたのでどこにいるかと聞いてみると、赤マンションにいってしまった。 と、その時にやばい!! 俺はすぐにチャリに乗り、全力でこぎまくり、ようやく赤マンションに着きました。辺りはすでに薄暗くなっていました。 しかし兄達はそこにいませんでした。 しかし半開きのシャッター、散乱してるゴミ?みたいので 『あー、兄ちゃん達来た事は来たんだ。。』 っと思いましたが、でももう帰ったんだ良かった。 心がホッとし、さぁ戻ろう、ペダルに力を込め戻ろうとし時に不意にシャッターの奥を見てしまいました。シャッターの奥には部屋があり、真っ暗で物は散乱していました。 『うわ気持ち悪い。』 俺は心の中で思いました。 その時、急に体が動かなくなりました。 金縛り?そう思うとシャッターの奥の部屋に誰かが立っているのがわかりました。 暗くて良く見えませんでしたが、それは髪の長い女の人で白い服を来ていて、何より特徴的だったのが、爪がとても長かったことです。 俺は怖くて仕方なくて逃げ出したいのに逃げ出せない、見たくないのに目を離せない、頭の中はパニックで、どうしようと思っていると、次第にその女がよく見えるようになってきました。しかしその女は歩いてなくて、浮かびながら近づいているようでした。 しかし爪はギラギラと動かしていました。暗闇で隠れていた顔も見えてしまうくらいの距離に来て、もう見たくない、やだ!強く願うといつの間にか体が動くようになり、チャリを全速力で漕ぎ、その女から逃げられたか確認がてらに後ろを振り返ってしまいました。 その女はいなく、ホッとしたのですが上の辺りからすごい目線を感じて上を見上げると、赤マンションの屋上から黒いモヤモヤの人形の塊が俺を見ていました。 そこからの記憶はありません、気づいたら神社の前の交差点にいました。汗はダクダクで涙が止まりませんでした。 皆の所に戻り、俺を見た友達が大丈夫?何があった?質問の嵐でした。 俺は気持悪くて、後にしてっといい壁によっかかっていたら友達が俺の事を携帯のカメラで撮り始めました。 するとその子が叫び声をあげました。すぐに皆でその写真を見ると、俺の肩に人の腕がだらーんっとぶら下がっていました。 俺の後は壁でそんなスペースはありませんでした。その他にも俺の友達を祠の後ろで撮ったら、オーブ?って奴ですかね?それが塊になって人の顔になり、手になり、友達を掴みかかろうとしている写真もありました。 その写真はすぐに消し、皆パニックで、どうすればいいのか分からず、とりあえずその神社の祠に皆で5円玉を投げて、助けてください!っと願っていました笑 帰った後もとても気分が悪く、これって連れて帰ってきちゃったのかな。。なんて考えてもいましたが、その後は驚くくらい何もありませんでした笑 逆にいいことがあったんじゃないか?ってくらいです。 この事も忘れかけていたある学校の帰り道、とても強い雨が降り始め、俺の家は学校から5分だったので、雨に濡れながら帰り、家に着くとすぐにお風呂に入りました。 お風呂を上がり、服を取りに2階にある服が置いてある部屋に行きました。 その部屋は階段を上がったすぐ隣りにあり、ゆったりしながら服を探していると、 ピチャ… 何か滴が落ちるような音がしました。シャワーかな?そんなこと思って服をまた探すと、 ピチャ… 何だろう、雨漏れ?かな? ピチャ… ビクッ!!ゆっくり階段の方を見ると、ピチャ… その音は階段の方から聞こえていました。 そしてあることに気づきました。 誰かが階段を上がってる。。 その時家には誰もいませんでした。誰かが帰ってきても、俺の家は玄関を開けたらチャランチャラン♪と音がなるようになっていたので、誰もいない事は確かです。 しかし、誰かが階段を上がってきて、その度に垂れる雫の音、何だとわかりました。 雫の音はどんどん大きくなっていきます。 ピチャ……ピチャ…ピチャ。ピチャ! ついに階段の一個手前あたりまで来たのだと音の大きさでわかりました。 俺はカーテンにくるまってがくがく震えていました。 階段の方をじっと見つめて、しばらくすると、黒い物が出てきました。それはゆっくり伸びて、上半身だけ出てきました。 おかしいのはありえない角度からでてきたことです。 うまく伝えられませんが、身長3mくらいなくちゃ無理だろ。って角度から出てきました。 あの女です。違うのはびしょ濡れのだけ。 こいつびしょ濡れって事はずっとついて来てたんだ。俺はすぐに悟り、そいつを見ていました。死ぬのかな、なんて思っていました。 その女が顔をゆっくり曲げ、俺を見てきました。 やばい!!目が合っちゃう!!そう思った時。 チャランチャラン♪ただいまー! 兄かが帰ってきた!前を見るとその女はいませんでした。 泣きながら階段を降りて、兄に抱きつき、この事を家族に話ました。 しかし誰も馬鹿にして信じてくれませんでした。 しばらく経つと家で妙なことが起き始め、皆もその妙なことに気づき始めました。 視線を感じたり、誰も帰ってきてないのにチャランチャラン♪っと音が鳴ったり、2回に誰もいないのに物音がしたりと、散々でした。。 それから6、7年たった今、その女はそれ以来でなくなりました。 妙なこともいつの間にかなくなっていました。 肝試し、甘い考えでしてはいけないことですね。俺はどんなことがあってもそんな所には行かないとわかることができました。 その赤マンションも今は潰れてしまって、そこに何が建つとかはまったくわかりません。 これが俺が体験した話です。 文章が下手くそですみません。。

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