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短編

花火大会の帰り道に猫

けいちゃい 2日前
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夏に友人と二人で地元から離れた町の花火大会を見に行きました。 花火大会も終わり 帰り道は混む国道を避けて地元の人しか通らないような農道(スーパー農道って呼んでます)で山を越えて帰ることにしました。 他に車もおらず スイスイ進んで車内では 花火大会の感想や 男二人での花火見物に 寂しいねぇ なんて話で盛り上がっていた時 ふと 後方から煽ってくる1台のサーフが居ることに気がつきました。 背の高い車な上にハイビームと蛇行運転で こちらもイライラしてきた時のこと ふと先の道の真ん中に何かある事に気がつきました。 速度を落として ゆっくり停車すると一匹の老猫?でした。 毛並みはボサボサ 白っぽいようなクリームっぽいような。目を閉じて座っていました。 動物好きな俺は 可愛いなぁ~なんて車から出て触ってみたい衝動にかられましたが 後ろの車からクラクションが鳴らされて断念。 猫をビックリさせないように徐行で横を通りすぎる時に窓から猫を除くと さっきまで閉じていた猫の目がくっきり開いていて、首を回しながら じっと俺を見つめていました。 さながらフクロウのようでした。 その猫から不思議な感覚を感じました。言葉に出来ない感じです。 こちらも目が離せないまま通りすぎました。 すると後ろからクラクションが聞こえてきました。 どおやら後ろの車は猫のクラクションで脅かしてどかせたようです。 俺は少し先を走っていましたが 最初こそ後ろの車が追ってきていたのに なぜだか ふとサーフが どんどん後方に離れて行きます。 完全に見えなくなった頃 俺たちは山道を抜けました。 抜けた先の広い路肩で 後方の車が何故 急に離れたのか友人と二人疑問になり 停車しながら待つことにしました。 ですが一向に車は現れません。 タバコを吸い終わっても現れず 少し戻って見てみることにしました。 その道は一本道で左右に道はなく クネクネとした片側一車線の街灯も無い道です。 結局 だいぶ戻ったのですが車は見つけられず 俺達も帰路につきました。 あの猫は猫又か山の主か クラクションで脅かしたサーフを神隠しにしてしまったのではと 今でも友人と話しています。 あの猫からは不思議な感じも受けたので、少なからず普通の猫では無かったように思えます。

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