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短編

ホームの下の住人

匿名 2日前
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怖くない 68
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これは私が現在進行形で体験している話である 仕事が終わり、私はいつも18時50分の電車で帰る いつも通り先頭で黄色い線の内側に立ち電車が来るのを待っていた 携帯でSNSを見ながら待っていると、なにか違和感を感じた 視線なのか分からないが気持ち悪さを感じたのだ 視線を携帯から前のホームに移すが、そこには自分と同じく電車を待つ仕事帰りの人の列があった 気のせいか?と思いながらなんとなくホームの下に視線を移すと暗がりにぼんやりと浮かぶ白。…人の顔だ。 こっちを見ている。男性なのか女性なのかもわからないが恐らく男だと思う。 人が線路から侵入しホームの下に隠れているんだ!という仮説を立ててみたが、帰宅ラッシュの今の時間誰も気づかないなんてことがあるのだろうか? そして奴は確かに私を見ていた。まっすぐ。 幽霊なんていない…はず。もし線路内に侵入した人間だったんだとしたら明日はいないだろう。 駅員さんが連れ出してくれるはずだ。 そう思い何日か過ごしたが帰り時間、ホームの下にはいつもいた。 目を合わしてはいけないような気がして顔を逸らしていた 一週間たったある日、同じ時間の電車を待っているとまた例の気持ちの悪さを感じた 一瞬だけ、ソレを見た瞬間声が漏れた 「あ・・・」 ソレが私の方に真っすぐ指さしていたからだ 急いで目を逸らすがまるで脳裏に刻み込まれたように光景が頭から離れなかった だがそれからソレを見ることはなくなった 幽霊だったとしても人間だったんだとしてもきっと私を驚かせようとしただけだろう そして今朝の話だ。 私は仕事に行く準備としてメイクをしようと机に鏡を立てた カラーコンタクトを入れ、ファンデーションを塗り終わりアイシャドウを取ろうと手を伸ばすと立てていた鏡に手がぶつかり鏡がずれた 私の見間違えであることを願う 手がぶつかったことにより私の顔から横にスライドした鏡 私の後ろを移した そこには男が立っていた  顔が白くただ鏡越しに真っすぐ私を見ていた ホームにいた男だ。 瞬きをすると誰もいなくなっていた 振り向いても誰もいない。 そのまま仕事に行って今に至る。 どうか今日はホームの下にいますように。家にはいませんように。 これから家に帰るのがとても怖い。

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