私ある知人が実際に体験した話です。 その知人をMさんとします。 彼女はいわゆる見える人で、昔から頻繁にそういうものに出会っていたそうです。 そんな彼女が友人の部屋に遊びに行くことになりました。その友人の部屋というのが、あるマンションの三階にあります。Mさんは階段を使ってその部屋へと向かっている途中、ふと二階の踊り場に目をやると女の人が１人立っています。 Mさんは一目見た瞬間人間ではないと感じたそうです。立ち姿も顔を下に向け突っ立った状態、ちょうど首吊りしている姿にそっくりだったそうで、Mさんは三階への階段を上りながら「二階で誰か自殺でもしたのかな」なんて考えているうちに友人の部屋へと到着しました。 友人の部屋でしばらく雑談をしていたのですが先ほどの事が気になって仕方ないMさんは友人に話を聞いてみることにしました。 突然「このマンション誰か首吊りしてるよね？」なんてことは聞けませんからそれとなく住み心地等を聞いていたところやはり、二階で女性が首吊り自殺している事が分かりました。 まさにさっき思った通りだと考えつくと、いつの間にか先ほどの女性の霊が部屋の中に立っています。 Mさんいわくこういうものは自分が見えるということを勘づかれてはいけないため、内心ガクブルでしたが、ずっと無視してまた他愛もない話を続けていました。 そうしていると廊下の奥から「ドンッ」という音が聞こえてきます。無視し続けていても執拗に聞こえてきます。それを繰り返しているうちにMさんは「ドンッ」と音がなる直前に「あ、来るかも。。」と分かるようになりました。それが何かを考えてみると「ドンッ」と音がなる前に「ズズッ」と何かを引きずる音が聞こえているからでした。 Mさんは友達と世間話を続けながらも 「女の人は椅子に立って、そしてそれを最後にずらして落下して、自殺したんだな」とそして「あの「ドン！」という音はずらした椅子から落下した時の音だったんだ」と考えついたその瞬間耳元で 「そうそうそうそうそうそう」 その女性の霊は二階でMさんと会ったときからとっくにMさんが見える人だということがお見通しだった、ということです。 近い人から聞いた話だけに怖かったので載せてみました。ヘタクソな文章で失礼しました。