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短編

もうすぐ「ゼロ」

匿名 7時間前
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僕は夜、窓から外を観察するのが好きだ。 その日もいつも通り、寝る前に自分の部屋の窓からそっと外を覗いていた。 僕の家は小高い丘の上に建っていて、 さらに部屋は二階にある。 外を観察するのには絶好の場所。 でも、誰かに僕の姿を見られるのは 恥ずかしいから、部屋の電気を消して、 カーテンの隙間から覗くのがコツなんだ。 そしていつものように道を通る人を観察して、可愛い女の人や、変わった服装をしたおじさんを見つけては楽しんでいた。 すると、狭い道に一人の女の人が立っているのが見えた。 僕に背を向けているけれど、明らかに何か変だった。 腰まである長い髪。そして真夏だというに真っ黒な長袖の服着。 その人は、電柱に何かを書いているみたいだった。 僕は何を書いているのか気になって、双眼鏡を取り出して、よく見てみることにした。 双眼鏡を覗き込んだその瞬間… バッ‼︎ その女がいきなりこっちを振り向いた。 しかも、おかしい。明らかに僕の方を見ている。 でも、そんな事は絶対にありえない。 僕の家から女のいる場所まで、相当な距離があるのだから。 僕と女は双眼鏡ごしに目があった。 僕の背中に冷たい汗が流れた。 (だ、大丈夫だ。みえてるわけない!) 血走った目をした女は、パクパクと口を動かした。 (みえて……る?) その瞬間、僕は一気に怖くなって、双眼鏡を投げ出して布団に入った。 ガタガタと身体が震えたけれど、必死に目をつぶっていたらいつの間にか眠っていた。 次の日から、僕は家の中のあることに気がついた。顔を洗っている時、ふと後ろの柱が目に入った。 (あれ…なんだろう?) 柱をよく見ると、そこには昨日までなかった「10」という文字が、小さく刻まれていた。 妹のイタズラだろうと思って、 そのままにしておいた。 すると次の日には「9」、 その次の日には「8」、 また次の日には「7」。 家のいたるところに数字が刻まれているのを見つけた。 その数字が現れてから僕の身にも不思議なことが起こる。 風呂場の湯船にびっしりと髪の毛が浮いていたり、金縛りにあったりもした。 「3」、「2」… ついに今日、 僕の部屋の柱に「1」を見つけた。 最近どんどん怪奇現象も増えて来ている。 もし「0」になったら 僕は一体……?

後日談:

  • どうなってしまうのでしょうか?( ˙-˙ )

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  • 芦田さん、 コメントありがとうございます! 僕もですw 最初に見つけた時から、0までで数字がどんどん「僕」に近づいて来ているんですよ。
    武蔵
  • 怖いですね。自分だったら、逃げてしまいますね
    芦田
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