
長編
凸凹さん
jamtec 2016年3月9日
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俺はAの手を引っ張って、Cの居る側の柱に向かった。
と同時に爺がこちらに間合いを詰め寄って来た!
《 ケッケ!凹ルッテ! 》
俺「クソォ――!!」
俺はAを引っ張りながら全力でCのいる柱まで走った。
俺は何とか爺に追いつかれる前に、柱まで辿り着いた。
ゴッッ!!!
鈍い音と同時に手を繋いでいた俺の右手が、何故か後ろに引っ張られた。
俺はつい、手を離してしまう。
俺「A!?」
振り向いた先に映った光景は、脳天から血を噴き出しながら倒れるAの姿だった。
俺「A!!!」
C「(俺)!Aはもうダメだ!!」
Cは俺の手を掴んで『線香の部屋』へと引っ張り走った。
俺「イヤだ――――!!!」
引っ張られながらも俺は、Aの最期が目に映る。
爺の持つ鈍器が手加減なく、何度も何度もAの身体を打ち付けていた。
ゴッ! ゴッ! ゴッ! ゴッ! ゴッ!
鈍い音が無情に響く。
何度も何度も何度も何度も…。
向こうのドアから入って来た婆が、目に映る。
そしてAの最期も、目に映る。
血や脳髄が飛び散っている姿がAなんだと――、俺には分からなかった。
頭部が原型を留めていないのがAなんだと――、俺には分からなかった。
あれが俺の好きな女なんだと――、俺には分からなかった。
俺は一瞬、ほんの一瞬だけAの顔を、好きな女の顔を思い出せなくなっていた。
でも、Aは死んだ。
俺が好きだった女はたった今 死んだ。
俺は泣きながら、叫びながら、ただ何かを喚いていた。
そんな俺をCは引っ張る。
そんな俺を生かそうと。
俺の見苦しい喚き声が部屋に響く。
――だがそれ以上に、
振り下ろされる鈍い音が、俺の心に鳴り響いた。
…
後日談:
- 14
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(38件)
- 文章が稚拙すぎてあ
- 凸凹さんの姿が想像できて結構トラウマ!だけどデコルー!ボコルー!が結構むかつくwwさき
- 映画にしてくださいレビューマン
- 実話か??環七
- 初めてこれ読んだ時本当に胸糞悪くなりました。これのどこが怖い話なんだろってデコルーのあたりで寝る前に読んでいるのですが舌打ちしました。なぜか時々読みたくなるんだけどやはり腹立つ笑笑misery
- 話としては面白いですが、わたしは怖いとは思いませんでした。溶けるかまぼこ
- 悪くない話し 映画にありそうだし面白い感じするまゆ
- ラノベ文章で全然面白くも怖くもなかったよん
- お話なんだろうけど なんか2ちゃんぽい( °_° ) 文才の賜物って感じイリミナ
- ぬしのぼやきみたいなのと、ツッコミがいらないかな。。まさ