
中編
休日の出来事
匿名 2日前
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この話は私が以前住んでいたマンションでの出来事です。
私の部屋は玄関入ると廊下があり奥には部屋のいわゆる「1K」の間取り
その日私は体調が悪くせっかくの休みをベッドで寝て過ごしていました。
ゴロゴロしながら携帯や本を見て過ごしていましたが、私は気づかないうちに寝てしまっていました。
シャーっという音で目を覚ましました。
目を開けると廊下から光が漏れています、どうやら電気を消し忘れたようです。
だんだん意識がはっきりとしてくると音が頭の方から聞こえている事に気が付きました。
シャワーが出ている音のようでした。
「あれ?シャワー出しっぱなってる?」
と思ってると、キュッキュッキュッとシャワーの音が止まりました。
「ん?彼女が来て入ってたんかな?」
そう思いましたが彼女は出張中なのを思い出し一気に恐怖が押し寄せてきました。
バタンとバスルームのドアが閉まる音が聞こえバサバサと言う音が聞こえてきました。
「バスタオルで体拭いてるんや!じゃあ誰かおるって事?マジで!?」
リアルな物音を聞いた私はもはやパニック寸前でした、施錠した玄関から誰かが入って来て風呂入ってる・・・
私は音の正体を知りたくなり廊下からの光が漏れている部屋のドアをじっと睨んで音の「正体」が入ってくるのを待っていました。
トントンと廊下を歩く音が近づいてきます。
ガチャッ!
ドアノブが回る音が聞こえました、とうとう音の正体が部屋に入ってきます
私の心臓は張り裂けそうドキドキしていました
ベチャッ ベチャッ ベチャッ
現れたのはビショビショに濡れたレインコートをフードまでかぶった大きな人でした
「え!? はっ?」
私は意味が解らず侵入者にくぎ付けになっていたところ
その「大きな人」がこちらを向きました、
私はとっさに顔を伏せました
直感で顔を合わせてはいけないと思ったからです。
私は必死で「助けてください、出て行ってください」と心の中で何度も唱えていました。
時間にして3分?位でしょうか、相手の反応が無いので恐怖と闘いながら顔を上げました。
そこに「大きい人」はいませんでした。
私は助かったとホッとしベッドに座り込んでしまいました。
大きい人は何者だったのだろうと大きい人のいた場所を見ると
あれ?
床に小さな水たまりができています
それは廊下に続き玄関まで続いていました。
急いで玄関の鍵と
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- 以前の住人まみ
- 通りすがりの霊さん!匿名
- 不思議ですね!環七