
私は中2の息子がいる母親です。冬の寒さが日々厳しくなる中、サッカーの練習が終わるのを待つために公園の駐車場で待機していました。送迎の時間はいつもバタバタしていて、帰宅後の夕食の準備などが待っているため、練習が終わるのを待つのは決して楽なことではありません。
その日の練習もいつも通り時間が過ぎ、息子がなかなか戻ってこないので、少し不安になりました。その時、車のドアが開く音がして、息子が乗り込んできました。しかし、なんだか様子がおかしい。彼の後ろに小柄な女性が立っていたからです。
「遅れてごめん!ただいま!」と息子は元気に言いましたが、続いて現れたその女性がドスの効いた声で「早く出発しなさいよ」と言いました。私は凍りついてしまい、言葉が出ずにいました。女性は息子の隣に立っており、彼女の目は何かを訴えているようでした。
私は恐怖で声を上げることもできず、ただその場に固まっていたのですが、ふと目を離した瞬間、女性は消えてしまいました。呆然とする私の目の前に息子が「ママ、どうしたの?」と不安げに問いかけました。
その瞬間、私は再び恐怖に包まれました。息子の足元には、女性がしゃがみ込んでいたのです。叫び声を上げると、彼女はすぐに車の外に飛び出し、走り去ってしまいました。まるで幻のように。
この出来事が何だったのか、今でも理解できません。帰宅してからは、必ずドアに鍵を掛けるようにしています。あの女性の正体が何だったのか、彼女は一体何を求めていたのか、それは永遠に謎のままです。夜の静けさの中、私の心には恐怖が残り続けています。
その後、息子には何も話さず、ただ平静を装うことにしましたが、心のどこかであの女性の存在が私たちを見守っているのではないかと感じています。何かが、私たちを狙っているような気がしてなりません。特に、帰り道を歩くたびに。
それ以来、鍵を掛けることは私の習慣になりましたが、心の中の不安は消えません。
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