
長編
旅路にて
匿名 3日前
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ガス欠も、もしかしたら貧乏神のせいかもしれませんね」
車のもとまで戻り、給油をしながら叔父は考えた。
あれは本当に貧乏神だったのか?
彼が住まいを追われたのもその所為だったのではないか?と
しかし、それはどうでもいいことだった。事故にあっても無傷だったのは、おそらくあの老人のお陰であり、少なくとも自分にとっては、命の恩人かもしれないのだから。
そう思いつつ村の方向に頭を下げ、叔父は旅を再開した。どこからか、老人の笑い声が聞こえた気がした。
以上で終わりです。読んでくださった方
お付き合い有難うございました。
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- こういうほっこりする話もいいですね。みつほ
- 親切は身を助けるですね。愛美
- 不思議で良いお話です。うんこりん
- このお話、とても好きです。みけ松