
短編
深夜のトイレで
匿名 2日前
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ども(๑⃙⃘ˊ꒳ˋ๑⃙⃘)病み娘です。今回は姉が体験したことを、話していきたいと思います。
私の姉には、真夜中に散歩をするという趣味があります。怖がりの私には到底理解できない事なのですが、音楽を聴きながら、誰もいない道をゆっくり歩くのが好きなのだそうです。
その日も、いつも通りスマホを片手に友達と電話しながら歩いていたそうです。しかしその日はちょうど、スマホを充電してくるのを忘れ、姉は、近くの公衆トイレに入りました。その公衆トイレの一番奥の個室は何故か充電コードがさせるようになっており、姉はそこで充電しながら、しばらく友達と話していました。
しばらくすると、足音が聞こえてきました。
…コツ…コツ…コツ。
それはハイヒールの音だったそうです。
「こんな時間にハイヒール?」と、姉は不思議に思ったそうです。午前3時にハイヒールは少しおかしい気もしますが、その時姉は「仕事終わりのOLさんでも来たのだろう。」と思いあまり気にしなかったそうです。
しかしその足音は、近づいてくるでもなく、遠ざかるでもなく、一定のリズムで聞こえてくるのです。これには姉もさすがに不気味に感じたそうですが、ドアを開けるのも怖いので友だちと話を続けることにしたそうです。
すると、電話の向こうの友達が、「ねぇ。今近くに誰かいる?」と聞いてきたそうです。
姉「え。いないよ。なんで?w」
友達「んー。いや、それならいいけど、今どこにいんの?」
姉「家の近くの公衆トイレだよ。充電しながら電話してんのww」
友達「そっか。あのさ、早くそこから離れた方がいいよ。」
こう言われた姉は、足音が聞こえなくなってることに気づき、トイレを出て、家に向かって歩きだしました。少しトイレから離れたところで、友達に、さっきのことについて聞いてみると
友達「うん。あんたと話してる間、電話の向こうから、ずっと別の電話の呼び出し音が聞こえてたよ。よくわかんなかったけど、本能的にやばいなって感じたんだ。」
姉には足音が。その友達には謎の電話の呼び出し音が。それぞれの話が噛み合わないのはなぜなんでしょうか。そのトイレにはいったいナニがいるのでしょうか。
とにかくあの日、姉が真っ青な顔をして帰ってきた理由が分かりました。
後日談:
- 姉の実話です。
この怖い話はどうでしたか?
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- すっごく怖かったです。自分は雨宿りに人気のない公園の公衆トイレで雨が止むのを待っていました。場所は全然違いますがハイヒールの足音を聞いたことがあります。ここちん
- いや怖い!しゆか