
これは数日前、私の住む高層マンションの部屋で行った、友人たちとのDVD上映会の話だ。
例のウイルスのせいで学校が休校となり、暇を持て余した私は、同じ学部の友人を三人招いて、心霊系のビデオを観ることにした。
選んだのは、一般人が撮影したとされる心霊投稿もの。真相はともかく、私の住んでいるマンションが事故物件であることが、友人たちを呼び寄せた理由だった。かつて、この部屋に住んでいた若い女性が、自ら命を絶ったという噂がある。大学まで徒歩5分、賃料も手頃なこの物件に私は迷わず飛びついた。
夜が更け、ロフト付きの部屋の隅に設置された大画面テレビの前に、友人たちが集まった。酒や炭酸飲料を片手に、私たちは心霊ビデオを観始める。薄暗くした部屋の中で、私たちの緊張感が高まっていく。
左から、私、ケンジ、ナオ、ミキの順に座り、最初のビデオが始まった。内容は、遺棄された廃墟を探索する男たちの姿だった。彼らが懐中電灯で照らすと、バスタブの中に女の影が映り込む。
次のビデオでは、有名な滝でのカップルが、滝の横の鳥居のそばに立つ何かを見つけ、恐れおののく姿が映されていた。映像には、何か不気味なものが映り込んでいた。
その時、ミキが驚いたように悲鳴を上げる。私たちが盛り上がっている場面とは別のところで、彼女だけが恐怖を感じているようだった。
続いて、四人の若者が廃トンネルに入る映像が流れる。彼らは規制を越え、闇の中に進んでいく。突然、ミキがまた叫び、私たちは彼女を不思議に思った。
映像が終わり、私たちは感想を言い合っていたが、ミキは何度か映像の右上に女の顔が見えたと言った。皆は疑問を持ちながらも、その話題を続けた。
「やっぱり見間違いじゃない?」とケンジが言うと、ミキは少し不安そうに首を振った。「でも、確かに何度か見えた気がする。」
結局、もう一度ビデオを観ることに決め、再生を開始した。私たちは画面を注視し、何かを探していたが、結局は何も見つからなかった。
ビデオが終了し、部屋は静寂に包まれた。友人たちが帰った後、私は疲れてそのまま床に寝転がった。しばらくすると、奇妙な音で目が覚めた。
辺りを見回すと、誰もいない静かな部屋。テレビの画面が暗く、私は不安を感じながらも水を飲むために立ち上がった。その瞬間、画面の右上に何かが映っているのに気がついた。冷たい恐怖が背中を走る。
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