
短編
最後の挨拶
匿名 3日前
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小学生のころ住んでいた団地でのお話。
学校が終わると必ず近くの公園に子供たちが集まってくる。 学年の違う子や友達の兄弟、姉妹などとにかく集まればみんなで仲良く遊ぶのだ。 かくれんぼ、だるまさんがころんだ、野球、秘密基地etc. 毎日夕方まで夢中で遊んだ。
ある日、団地に家族が引っ越してきた。 何日かしてそこのお母さんが僕の家を訪ねてきた。 僕と同じ位の男の子と一緒だった。 仲良くしてほしいそうだ。 なんで僕の家に来たかというと、僕の家は3人兄弟でいつもまわりの子たちを引っ張って遊んでいる様に見えたらしい。 それで近所の人に聞いてきたとのこと。 名前はT君
次の日みんなで野球をやった。 T君もすぐにみんなと打ち解けていった。 秘密基地を作ったり、近くの山に探検に行ったり
毎日があっという間に過ぎていった...
夏の終わりの頃
この日もみんなで遊んでいると突然、T君が僕の前にやって来てこう言った。
僕たちこれからもずっと友達だよね...
... ?
僕はちょっと不思議に思ったけど、うん ずっと友達だよ。 と言った。
T君は少しだけ微笑んだ。 そして家に帰っていった。
次の日の朝、母親から聞かされた。
昨日の夕方、T君が車にはねられて
今朝亡くなった と...
この怖い話はどうでしたか?
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- 実話?宮崎文夫
- 何かしら予感のような物でもあったのかねぇ鴉
- コメントのレベルが、、、低い。びびり
- 亡くなった時刻と、T君が友達だよねって言ってた時刻が同じって事なのかな?ぴょん吉
- 続きが知りたいやま
- どゆこと?マホト
- 切ない話ですね。まり
- そんな怖くなーい(⋈◍>◡<◍)。✧♡ でも、いとこは怖いってー(´;ω;`)ウッ…ガン泣きなう。。。菜々緒
- 多分「これからもずっと友達だよね」て言っていたのは、T君の魂では?♡
- よく分かりません。T君は何だったんですか?ぽーち