
私の友人が結婚してから、徐々におかしくなっていきました。
彼女の名前を仮にサキとします。サキは大学の友人で、卒業後もずっと連絡を取り合っていました。彼女は結婚してから、私との連絡が途絶えるようになりました。
結婚してから1年が経った頃、サキから突然電話がありました。「助けて、私の家に来てほしい」と。彼女は山奥の別荘で、旦那の実家と一緒に住んでいるということでした。心配になり、すぐに向かうことにしました。
別荘に着くと、外は静まり返っており、まるで時間が止まっているようでした。中に入ると、サキは痩せこけ、顔色も悪く見えました。彼女は「旦那が今、海外出張中で、あまり帰ってこないの」と言いました。聞けば、義母は認知症が進行し、今は施設にいるとのこと。
サキは「最近、家の中で誰かの気配を感じる」と言いました。彼女が洗い物をしている時や、干した洗濯物を取り込む時、目の端に誰かがいる気がするのだと。具体的には、ピンクのドレスや赤いコートを着た女性の姿が見えるとのことでした。
「その人、少しお姉さんに似ている気がする」とサキは言いました。サキは旦那さんの姉、ミナミの存在を知っていましたが、彼女は結婚する前に亡くなっていました。サキは「どうして私だけがその影を見ているのか、恐怖でいっぱい」と震えていました。
その日は泊まることにしましたが、夜中、サキの悲鳴で目が覚めました。「誰かがいる!」と叫ぶ彼女の声。私は急いで駆けつけましたが、彼女は誰もいない部屋で一人、怯えていました。結局、私はそのまま帰ることになりましたが、サキの必死な顔が忘れられませんでした。
数日後、サキは行方不明になりました。彼女の家族が私に連絡し、様子を見てほしいと頼まれました。再びその別荘へ行くことに。恐る恐る家の中を確認すると、生活感が残る中、誰もいない静けさが不気味でした。
仏壇の前に立つと、ふと視界の隅に白い影が見えた気がして、驚いて振り返りました。しかし、そこに誰もいません。帰ろうとした瞬間、背後から「サキ、サキ」と呼ぶ声がしました。振り向くと、青白い顔をした女性が笑って立っていました。
「私はミナミ、サキの姉よ」と言いながら、彼女は私に近づいてきました。恐怖で心臓が止まりそうになり、私は逃げ出しました。タクシーで逃げ帰る途中、サキの家族に何が起こったのかを話すか悩みましたが、結局何も言えませんでした。
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