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夜の列車の恐怖
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夜の列車の恐怖

7時間前
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12月29日午後10時30分、僕が乗った深夜の高速バスは、東京のバスターミナルを出発した。

学生の僕は、冬休みを利用して実家のある郡山に帰るために、この便を選んだ。到着は翌朝5時45分。約7時間の旅だ。

飛行機や新幹線よりも安価で、しかも多くの荷物を持って移動できるのが魅力だった。

バスの座席に座ると、僕は東京駅で買ったおにぎりとお茶を取り出し、旅の始まりを楽しむことにした。夜の街を眺めながら、すぐに眠りに落ちてしまった。

途中、停車するサービスエリアでは、冷たい空気がバスの中に流れ込む。目を覚ますと、窓の外は真っ暗だった。

……

午前1時過ぎ、バスは愛知県のある停留所に到着する。

暗闇の中、バスがゆっくりと停車する。

その時、不意に窓の外に冷気が差し込んできたように感じた。背筋に寒気が走る。

音楽が流れるスピーカーからは、ノイズが混じり始め、心地よいはずのバスの揺れが急に不気味に思えた。

目を凝らして窓の外を眺める。無人の停留所に、長い髪をたなびかせた女が立っていた。彼女は薄いコートを羽織り、周囲の明かりに照らされて不気味に浮かび上がっている。

その背は尋常ではなく、まるで天井に頭が届きそうだ。

彼女の表情は見えないが、まるでこちらを見つめているように感じる。

バスが近づくにつれて、恐怖が増してくる。窓の外にその女が映り込む。目を逸らしたいが、体は動かない。

心の中で警告が鳴り響く。すると、バスが揺れ、彼女の姿が窓の外から消えた。

ほっとした瞬間、バスの窓に何かがぶつかる音がした。音に驚いて振り返ると、窓ガラスには指の跡が残されていた。

恐怖で心臓が高鳴る。僕は冷静さを失い、急いで座席から立ち上がった。

周りを見回すが、他の乗客は誰もいない。

一人ぼっちのこの空間で、再びその女の姿を思い出す。

この夜、何かがおかしい。

バスが動き出し、明かりが遠ざかっていく。少しずつ安心するが、心の奥底に不安が残っていた。

時間が経つにつれて、暗い道を進むバスの中で不気味な気配が漂う。

午前3時を回った頃、バスが滋賀県に入った。

その時、バスが停車し、明かりが近づいてきた。

何かがいる。

バスの窓の外、細長い影が映り込んでいる。

その影が近づくと、恐怖が心の中で膨れ上がる。

バスが止まった瞬間、女の姿が窓の外に現れた。

ああ、厭だ。

この夜が終わることはないのだろうか。

〈了〉

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はじめまして、よろしくお願いします。

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