
友人からの勧めで、ある体験談を投稿することにした。私の話は、少し心霊的な要素も含んでいるが、特に記憶に残っているのは、ある女性と彼女の赤ちゃんについての悲しい物語だ。私の家系は代々霊感が強く、特に母方の家系から受け継がれている。私自身も霊が見えるが、悪霊と善霊を見分けることはできず、遭遇したときには周囲から不審な目で見られることが多い。
この物語の鍵となるのは、私が11歳の時に出会った生霊だ。私には血の繋がった父と再婚後の父がいるが、今回の話には後者が関わっている。この父は女癖が悪く、表向きは魅力的だが、実際には非常に問題の多い人物だった。愛人が何人もおり、子供もいる。そんな彼が、ある冬の夜、家に知らない女性を連れ込んでいた。
私が帰宅すると、リビングには父とその女性がいて、思わずため息をついた。母や兄弟が帰ってくる前に、一人部屋に引きこもっていた。しかし、兄弟が帰ってきたとき、彼も同じ光景を目撃し、私たちは愚痴を言い合っていた。母が帰ってきて、父を咎めた。
「また連れてきたの?いい加減にしてよ。」
すると、父は驚くべきことに、「今日は連れてきてない」と言い放った。私たちは顔を見合わせ、その言葉が何を意味するのか考え始めた。その時、頭に浮かんだのは「幽霊」という言葉だった。母はその女性を以前に見たことがあり、彼女が生霊であることを直感した。
母が電話をかけた後、私たちはお金を渡され、今日は弁当で済ませてくれと告げられた。母は深夜に帰ってきて、父との離婚が決まったことを告げた。その後、母はその女性との謝罪に行くことになった。
母の話によると、その女性は全く怒る様子もなく、ただ笑っていた。彼女は父に言った。「あなたを愛しているから、私の心の中にいつもいるの」と。母はその言葉に恐怖を感じたが、同時に彼女の愛情の深さに心を打たれた。
離婚後、その女性は精神病院に入院したが、赤ちゃんは流産になり、その後自殺したと聞いた。父は今でもその女性の存在を感じ続け、私たちは長い間会っていないが、彼女は今でも父の横にいるという。その女性は私たち家族を恨むどころか、愛を求めていたのだ。
この出来事を思い出しながら、私は今でも陽菜さんとその赤ちゃんのことを考える。彼女の愛情は歪んでいたが、その裏には深い悲しみがあったのだろう。結局、私たちは家族としての絆を取り戻すために、彼女の存在を受け入れなければならなかったのだ。
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