
大学院生の私は、友人たちと過ごす時間が大好きだったが、学費のための生活費が常に不足していた。ある晩、友人から「レンタル彼氏のバイト、すごく稼げるよ」と勧められ、興味を持った。
「それ、やってみようかな」と、スマホでサイトを探し始めた。すると、「デートするだけで高時給」という魅力的な広告を見つけ、無邪気な気持ちで応募することにした。
数日後、面接に行くと、担当者は「容姿と話しやすさがあればオッケー」と言うだけで、特に厳しい質問はなかった。早速、私の初めてのデートが決まり、少しばかりの期待と緊張を抱えながらその日を迎えた。
待ち合わせ場所の繁華街のカフェに着くと、待っていたのは年上の男性だった。彼は穏やかな雰囲気で、話しやすそうだった。第一印象は「優しそう」だった。
「今日はよろしく」と彼が言うと、私は「こちらこそ!楽しい時間にしましょう」と返した。
デートが始まると、彼は自分の趣味や仕事について話してくれた。それを聞きながら、私は自然に笑顔を見せ、楽しい時間が過ぎていった。普通のカフェでの会話や、街を歩きながらの何気ない話が、新鮮な楽しさを感じさせてくれた。
帰り際、彼が照れくさそうに「これ、君に」と差し出してきたのは、手作りのキーリングだった。「かわいい!」と私は笑顔で受け取ったが、どこか不思議な温かみを感じた。
数日後、彼から再度の依頼が入った。待ち合わせ場所に着くと、彼は少し雰囲気が違う。右手が包帯で巻かれていた。私が心配そうに尋ねると、彼は「仕事中にちょっとした事故があって」と笑ってごまかした。
デートはいつも通り楽しかったが、帰り際にまた手作りのキーリングを渡された。受け取ると、その重さに驚いた。「なんでこんなに重いの?」と疑問が浮かんだが、彼は「気に入ってくれたかなと思って」と言った。
その日、帰宅後、私はキーリングをじっくりと見つめた。どこか腐ったような匂いが漂い、なんだかゾッとした。好奇心から中を開けてみることにした。切った瞬間、驚愕の光景が目に飛び込んできた。中には、かすかに乾燥した小さな生き物の頭が入っていたのだ。
「これって……!」驚きと恐怖が胸を締め付け、手が震えた。彼が私に渡していたのは、実際には彼自身の体の一部だったのではないかと、恐ろしい考えが頭を過ぎった。
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