これは、私が小学生の時の話です。実は、私の学校の近くに不審者が出たことがあるのです。その時から変なことがおこるようになりました。友達が白いワンピースを着た、髪の長い女の人に追いかけられたのです。塾などの暗い帰り道で。私はこれは霊ではないかと思いました。その日以外にも友達が追いかけられたのです。でも一つだけ気になることがあります。それは、なぜ一晩に一人だけを追いかけるのかです。結局その日はそんな事を考えながら一晩を過ごしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　朝、学校につくと教室は、ざわざわしていました。追いかけられる事件のことで。この事は、ほかのクラスにも知られていた。中には｢口裂け女｣だ。と言うウワサも広がっていた。でも、私は違う気がしていた。結局学校は、早下校になった。　　　　　　　　　　　｢助けて…助けて……今…女に…｣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢えっ、由梨!｣　由梨は私の友達だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まさか、女に追いかけられているのか。｢いまどこにいるの？｣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢こ…公園…｣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢わかった！すぐいく‼｣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢ぎゃゃゃゃ‼｣由梨のかんだかい悲鳴が聞こえた。｢行かなきゃ｣ということでいっぱいだった。　　　　　　　　　　　　　　　　　公園についた。だが誰もいない。イタズラとは思えないので、由梨の家に行こうと思いました。｢う……｣なんだかうなり声が聞こえるので、後ろを振り返って見たら……　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白いワンピースを着た、髪の長い女が立っていた。女は右手に包丁、そして地面には、バラバラになった由梨が落ちていた。私はすぐに逃げたが女も追いかけてくる。ハアハア息がきれそうなくらい家まで走って、家の中に入りました。｢捕まると、あの包丁で由梨みたいに…｣そんなことを考えながら外を見たら…女はいなかった｡夢でも見たのでしょうか。でも、由梨は…。私には、