新着 短編
複々線区間で「菜実の家駅」、マンションの部屋の前

大学生のときに付き合っていた菜実は電車が好きな子だった。
菜実は実家が遠く、東京近郊で一人暮らしをしていた。
菜実のマンションは線路が4つもある高架線の複々線区間が部屋の前に見える。
菜実の家に行くと、目の前を通勤電車や特急列車がひっきりなしに通過し走行音もかなり聞こえるていた。
騒音で困らないか菜実に聞いてみたが、電車が好きだからこれでいいという。
菜実は長めのショートの黒髪に、小柄で細い体、可愛らしい服など、電車が好きなことを除けばごく普通の可愛い女の子だった。
・・・
そんなある日、こんな夢を見た。
複々線区間の各駅停車に乗っていると、車内放送が流れ
「次は菜実の家、菜実の家〜」
そこはマンションの菜実の部屋の目の前にある駅だった。
電車が好きな菜実は、何と自分の部屋の目の前に駅を作ってしまったらしい。
駅からは短い階段があって、マンションの菜実の部屋に直結していた。
ベランダの菜実は俺を見て嬉しそうに笑っていた。
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