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中編

父親からの助け

*ゆん* 4日前
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私が高校生の頃、不思議なことがよくありました。 ほとんどが何故だか分からないのですが、解決したものをお話します。 自分の部屋で寝ていると、部屋のドアをノックされ、起きました。時間はたぶん午前3時ぐらいでした。 家族の誰かかなと思い、 「何?」と声をかけます。 家では用がある時はノックして返事があってから開けます。 鍵はついてません。 2階建ての家で、1階に祖父、祖母。 2階に私と、兄と妹、そして母親。 父親は半別居状態なので、いるときといないときがあり、この日はいません。 さて、いっこうに入って来ません。 何か手に持っているのかもしれません。 ひょっとしたら助けを求めているのかもしれません。 以前、私が深夜に腹痛で助けを求めて、はって親の部屋に行き、ノックしたこともありました。 割りと短い間で色々考えたあと、扉を開けました。 あらためて 「何?」 と聞くと誰もいません。 あれ?って思って 部屋から一歩出た瞬間、 足元に ゴロゴロゴロ!! と勢いよく、目に見えないものが、私の目の前から、私のまたの下に転がってきます。とにかくすごい音です。割りと大きいものでしよう。突然のことであっけにとられて動けません。 すると、私をすり抜け、ゴロゴロゴロと音をたてながら、兄の部屋、妹の部屋に転がっていきます。 なんだか訳がわからないと思いながらも、みんなが起きてしまうと思い、あーダメだと思ってました。 怖いとかそういう感覚より、みんなが起きてしまうから、止めないと!という感覚でした。 一通り各部屋に転がった後、音はおさまりました。結局誰も起きませんでした。 ああ、よかった。 と思い、その日は寝ました。 2日後の朝、珍しく父親が朝御飯を食べています。 うちは、自営で会社が自宅なので出勤はしてくるのです。半別居と言っても、週に4~5回は顔を会わせます。 私は朝御飯を一緒には珍しいなと思いながら 「おはよう、どうしたの?」 って言うのと同時に 「お前、大変だったんだぞ。2日前の夜に腐ったカツ丼食ったら食あたりになって、俺は、みんなに助けを求めにきたのに、みんな無視!お前は気がついたのに見てるだけ!そんな薄情な話あるか?!」 私はあの日の夜のことを思いだし、時間を聞き、その話をし、状況を聞きました。 思った通り、あの日の夜の音は父親でした。

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  • この日、父親はのたうち回ったあげく、アロエの鉢からアロエをちぎってかじったと言ってました。大事には至らんかったみたいですが、すごい執念で家族だと思うと怖いですよ…。痛みで気を失ってたそうですし…とはいえ、父親から見た風景は想像するとちょっと笑えますが。
    むかし
  • 腐ったカツ丼食べるって凄いお父さん(笑)色んな意味で笑っちゃいました。
    ニャンネイp
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