
コテージに戻ると、シャワーに入り体を綺麗にする俺たち。
俺たちは砂を落とすとともに、ハンドソープで入念に体を洗っていた。
そのあと、俺たちは服を着て部屋に戻った。
時間は4時で外はまだ真っ昼間のように明るかったが、帰る時間を考えるとそうゆっくりはしていられない。
俺たちはカーテンを閉めて少し部屋を暗くすると、クリスマスツリーやイルミネーションのコンセントを入れた。
すると、クリスマスのように輝くイルミネーション!
俺たちはベッドに腰掛けて向かいあった。
朱里は風呂上がりの湿った髪や綺麗な肌、着替えのまた可愛らしい服・・もうすぐ会えなくなると思うと情がわいてきた。
そして俺たちは近づくと抱き合った。
「あぁ、朱里!!」
朱里とキスをしながらしばらく固まっていた。
そのあと、俺たちはクリスマスツリーやイルミネーションを片付けた。
短いクリスマスだったなと少し寂しい気持ちにもなったが。
部屋を片付け終えると、6時になる前にはコテージを出た。
鍵を受付に返して、駅へ向かう俺たち。
外はまだずっと明るかったが、家族の待つ家に帰る朱里のためもう出ないといけない。
行きに通った坂道は、少し暗くなり蝉の声がわずかに聞こえ、少し寂しくなった感じがした。
田舎の駅のホームで電車を待つ間、ベンチで朱里は目を閉じて俺の方へ寄りかかっていた。
「朱里が留学から帰って来るまでずっと待ってるよ!」
「嬉しい!本当に?」
「俺には、朱里しかいないんだ。」
俺たちは電車が来るまで、ずっといいムードだった。
そのあと電車が来ると乗り込む俺たち。
ボックス席に隣通しに座り、窓側に座る朱里が名残惜しそうに海を眺めるのを、俺はずっと見ていた。
これから何があっても、俺はずっと朱里と一緒だ。
もうすぐ沈みそうな紅い夕日を見ながら、俺はそう誓うのだった。
(完)
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