
これは私が一人暮らしを始めてから体験した、恐ろしい出来事だ。
私は古いビルの一室に住んでいて、冬の夜、部屋の片付けをしているときのことだった。
ふと、キッチンの隅で何かが視界に入った。
それは影のように黒く、じっとこちらを見ているように感じた。
“なんだ、あれは?”
恐る恐る近づくと、影は床に広がる不気味な形をしていた。
まるで細長い虫が這っているかのように見えたが、よく見るとそれはただの影ではなく、何かの痕跡のようだった。
その影を無視して掃除を続けたが、気になって仕方がなかった。
数日後、私はキッチンを掃除するつもりで、影の正体を明らかにすることに決めた。
手袋をはめ、雑巾を持って影に近づく。
すると、影は少しずつ形を変えていく。
“これって、何?”
その瞬間、影がまるで生きているかのように、うねり始めた。
私は驚いて後ずさり、そのまま倒れ込んでしまった。
影は床に広がり、目のような形になっていった。
その目は今まで見たことがないほどリアルで、まつげまで生えている。
私は恐怖で動けず、そのまま見つめていた。
目が動き始め、まばたきをする。
“これは現実なのか?”
自分の目をこすりながら、再度見直してもその目は消えない。
何とか立ち上がり、逃げようと思ったが、目との間に何かしらの結びつきがある気がしてならなかった。
その夜、私は友達の家に泊まった。
帰るのが怖かったからだ。
数日後、意を決して戻ったが、あの目はなくなっていた。しかし、今度はリビングの壁に新たな影が現れていた。
まるで手のように見えるその影が、ゆっくりと動いているのを感じた。
“また、何かが始まるのか…”
私はその影を見つめ、身動きが取れなかった。
恐怖が心に巣食い、何も手を出せずにいる。
その影が何を意味するのか、私はまだ知らない。
後日談:
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