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中編
修羅を燃やす
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中編

修羅を燃やす

2017年7月1日
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彼は昔から、女性に好かれることが多くあった。

常に女性の影が見え隠れしていて、過去に付き合っていた彼女の中には変わった子もいた。

当時彼は凄く綺麗な女性と付き合っていた。

しかし、その彼女は束縛が激しかった。

その中でも度が過ぎていたのが、

1時間おきに電話を要求される。

メールは5分以上途切れると電話が掛かってくる。

仕事で電話に出れなかったりすると、履歴に100件以上の着信。

メールも同じくらい来ていた。

彼女は気に入らない事があると、早口で捲し立て怒りと悲しみで声が震えた様子で、彼を責め立てる事が多かった。

ただ、おかしいのは、彼と彼女が会う頻度が異様に少なかったこと。

付き合っていてそれだけ連絡を取っていれば、毎日のように会っている事を想像したが、会うのは月一回あるかないか。

自宅は同じ地域で、彼女は仕事をしていない。

彼からも会おうと誘うが、彼女は予定が入っているとかで、忙しそうにしている。

彼もこれだけ高頻度で連絡を取っていれば、会う気も起きず、付き合っている意味すら分からなくなってきた。

夜も眠れない程の電話やメールに、彼の精神は限界が来ていた。

暫くして彼の自宅に遊びに行く事があり、彼女の話になった。

彼の口から、彼女とは別れたとの話を聞く。

付き合って2ヶ月が経ち、彼女に別れを切り出した。

物凄い勢いで怒りと悲しみをぶつけられたが、未練もなく、一方的に電話を切りその日中に携帯を解約したとのこと。

彼は非常に清々しい顔をしていた。

私は女性にだらしのない過去の報いだなと、笑って言った。

引きつった笑顔を気取られない様に。

私は彼女からも相談を受けていた。

彼が私に話した内容と同じ悩みを、彼女は抱えていた。

最初は半信半疑だったが、着信履歴や留守番電話など、明確な証拠を提示されると納得せざるを得無かった。

彼女は、早い段階で彼に不信感を感じ、親の言いつけが厳しいとの理由で、会うことや、連絡することを拒んでいた。

とうとう彼女は彼との関係に限界を感じ、他県に引っ越すと嘘をつき携帯を解約した。

私は彼から聞いていた話と真逆の内容に、戸惑いを隠し切れずにいた。

しかし彼の話は言葉の端々に、彼女に対する支配的欲求とも取れる内容があり、私の考えは疑惑から確信へと変わった。

彼はプライドが高く、それ故自分がしていた行動に対する自覚が、著しく歪んでしまっていた。

私は彼と疎遠となり、その後のことはわからない。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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