
(「暗い雰囲気の教室で、冷たい表情の教師と生徒達」の続き)
・・
4人は廊下の突き当たりに集まると、琴音は
「なんか怖いんだけど、あの人たち。」
舞歌も
「分かる!ヤバイよね。しかも、あの先生さ何?」
桜子は
「そうだよね!だいたい何であんな授業受けなきゃいけないの??」
陽菜は
「ねぇ、ここから出ていかない?私も怖い。」
舞歌は勝気に
「大丈夫だよ、陽菜。何かあったら私が守ってあげる。」
そして琴音が
「何があっても4人一緒だよ。」
4人は頷き教室に戻った。
・・
4人が教室に戻ると、やはり教室は誰も喋らず静かだった。
4人がさっきの席にすわりしばらくすると、
チャイムが鳴り、今度は30代くらいの男の教師が来た。
そしてプリントを配りはじめた。
「では、はじめにテストをします。では、はじめ。」
問題用紙は数学の問題だった。
だが、内容はメネラウスの定理の証明、積分を使った面積、2を2000乗したときの1の位など、どう解いていいのか見当もつかない問題ばかりだった。
陽菜と舞歌は比較的簡単な問題を1、2問解き、琴音と桜子はほぼ白紙だった。
10分たつとテスト問題は回収された。そして教師は、回収したテスト問題をパラパラとめくり、
「井上、杉本、森本、山倉・・お前たちは不合格だ。授業を受ける資格はない。出て行きなさい。」
舞歌はブチギレたように
「は?何で??」
淡々とした話し方だった教師は激昂し
「何だそれは!態度もなってないな!とっとと出て行け!!」
教師の豹変ぶりにビクッとした舞歌だったが、桜子は
「いいよーだ!やりたくないしー!」
と不貞腐れた小学生のように言い放ち、舌を見せた。
そして4人は教室を出て行った。
廊下のすみにある階段の近くのスペースに集まり、陽菜は
「いやー、舞歌と桜子がああいう言い方してくれて助かったよ。」
舞歌は
「でしょ?私、頑張ったのにああ言われてめっちゃムカついたもん!」
「大体さ、あんな授業する方も受ける方もおかしいんだよ!」
桜子も大声で言い、4人はゲラゲラと笑っていると・・
いつの間に来たのか4人の背後には、さっきの英語や数学の教師をはじめ、教室にいた生徒たちがいて4人のことを睨んでいた。陽菜は、
「え、何この人たち!!」
琴音も怯えたように
「何でここまで来たの!」
舞歌は
「こいつらおかしいよ!もう行こう!」
4人はさすがに恐怖を感じ階段を逃げるように降りた。
教師や生徒たちが追いかけてくる様子はなかったが、直感的にもうここにいてはいけないことは分かった。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。


