本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 短編
猫の視線
猫の視線
新着 短編

猫の視線

21時間前
怖い 0
怖くない 0
chat_bubble 0
136 views

彼女は、祖母から受け継いだ古い蔵に住んでいた。夜が訪れると、蔵の中は静まり返り、薄暗い隅に彼女の猫がじっと座り込む。

「どうしたの、ミケ?」彼女は猫を呼びかけるが、ミケは無反応。目を細め、何かを見つめ続けていた。

周囲には何もない。彼女は笑ってしまう。「猫って、また虫でも見てるのかな。」そう思うのが普通だが、彼女は少し気になっていた。

猫はただの生き物じゃない。彼女は、友人から聞いた話を思い出す。『猫は過去の記憶を見ることができるんだって。』

その言葉が心に引っかかり、思わずミケの目の先を見つめた。すると、ほんのわずかに冷たい空気が流れた。彼女はゾクッとした。

ミケの後ろには、何かの気配があった。彼女は思わずためらいの声を上げる。「誰かいるの…?」

恐る恐る近づくと、蔵の壁に古びた写真が貼られているのに気がついた。そこには、祖母の若い頃の姿が映っていた。その背後には、涙を流す子供の姿があった。

彼女は思い出す。祖母が言っていたこと。「この蔵には、私たちの思い出が詰まっているのよ。」

その瞬間、ミケが急に立ち上がり、彼女の足元にすり寄ってきた。耳をぴくぴくさせ、視線を壁に戻す。彼女はその視線の先に、もう一つの影を見る。そこには、過去の悲しみを抱えた子供の顔が浮かんでいた。

彼女は身震いし、目を逸らそうとするが、どうしてもその視線から逃れられなかった。そして、ミケが静かに鳴く。「もう一度、彼女の涙を見せてあげて。」

その言葉が彼女の心に響き、彼女は気づく。猫はただのペットではなく、過去の記憶を伝える存在だったのだと。彼女は目を閉じ、もう一度その影を見つめることに決めた。何が待っているのか、確かめるために。彼女はその影の中に、自分の運命を見つけたのだった。暗闇の中で、また一つの感情が芽生えた。彼女は、猫の秘密を知ってしまったのだ。恐怖と共に。

それ以来、彼女はミケと共に蔵で過ごすことが多くなった。夜になると、ミケの視線がどこを向いているのかを見逃さないようにしていた。そこには、いつも過去の「記憶」が潜んでいるのだから。彼女はそれを感じていた。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 4
怖い評価 15
閲覧数 1.2k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.44

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 学校
  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...