
誰もが一度は、知らない番号からの不在着信を受けた経験があるだろう。無視する人もいれば、思わずかけなおしてみる人もいる。最近では、番号をネットで調べてみる人も多いのではないだろうか。私も、ある番号からのしつこい不在着信が続いた時に、検索してみることにした。
その時、検索結果には意外なページがトップに表示された。それは、個人のブログで、内容はただ一言。
「あなたの親友です、やっと見つけてくれましたね、今から会いに行きます」
その瞬間、寒気が背筋を走った。何かの冗談だろうか? それからというもの、毎晩決まった時間に私の部屋のインターホンが鳴るようになった。モニターには誰の姿も映らない。玄関を開けても、やはり誰もいない。
それ以降、私はその不在着信を無視することにした。偶然が重なっただけだと思いたいが、あの声は一体何だったのか。あれは、悪戯だったのか、それとも——。夜が深くなるにつれ、その恐怖は私の心に重くのしかかるのだった。夜の静けさの中、再びインターホンが鳴る音が響く。もう、私は何も見たくない。だが、その声は確かに私を呼んでいる。どうしても、逃げられない運命のような気がしてならなかった。私の背後に、冷たい視線が感じられる。果たしてこの恐怖は、私の心の中の幻影なのか、それとも——。 結局、私はその答えを探す勇気もなく、ただその夜をやり過ごすしかなかった。 何度も鳴るインターホンの音は、私の心をさらに深い闇へと引きずり込む。 そして、次の瞬間、再びその声が耳に届く。「やっと会えたね。」その瞬間、全てが終わった。私の知らない何かが、私の世界に侵入してきた。 もう、逃げられない。私はただ、その恐怖に飲み込まれていく。 その声が、私の運命を変えてしまったのだ。 何もかもが、もう手遅れだった。 それが、見知らぬ声の正体だった。 それからというもの、私はその声を忘れることができず、ただ静かに暮らすしかなかった。
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