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長編

仮想世界(意味怖)

匿名 8時間前
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怖くない 31
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遼馬と分かれるところで不意に 「果帆ちゃん。俺と付きあわない?」 「えっ?」 俺は何て答えてよいか分からず固まってしまった。 「俺、果帆ちゃんのこと前から好きでさ。」 「わ・・私も遼馬くんのこと、いい人だなって思ってたけど・・」 だが、俺は少し考えたほうががいいと感じた。 確かに遼馬は優しくていい感じがするが、デートしてみた様子から是非付き合いたいって程ではない。 俺がリアルに女だったらそう思うだろう。 「遼馬くんって、カッコいいし私よりもっと合う人がいると思う!だから・・」 遼馬は一瞬硬直したが、そのあと苦笑いをしながら、 「分かった。そうだよね!」 遼馬は振り返らずに去っていった。 俺は後悔はしなかった。 ・・・ 女子大生の生活も少し慣れてきたある日、俺はいつも通り大学から家に向かっていた。 都心の大きなターミナルの駅を歩いていたとき、見覚えのある男を見た。 その男は、なんと「俺」だった。 男だったときの自分自身。 俺は慌てて俺を追いかけた。 人混みの中で追いかけていくのは大変だったが、 「すみません!」 「はい?」 振り向いた顔は少し驚いた感じの俺自身。 そしてその声は俺の声だった。 「○○正昭さんですよね?」 「そうですが?」 「俺・・私です。○○果帆です。」 元の俺は不思議そうに 「どこかでお会いしました?」 今の俺はどう説明していいか混乱した。 俺は 「あの、前から気になっていたんです。良かったらお茶でもしませんか?」 不思議そうな顔になる元の俺だが、若くて可愛い女が言うんだから悪い気はしない。 俺のことだから分かっていた。 (以下、今の俺を「俺」、元の俺を「正昭」と書く) そして正昭と一緒に近くの喫茶店に入った。 世間話をして談笑する俺たち。 正昭も俺に興味を持っているようだった。 当たり前といえば当たり前だが。 そのあとは正昭と長い時間話し、次の日にまた会うすることにした。 ・・ 次の日、夕方頃に正昭と待ち合わせた。 正昭は会社員だが、仕事を早く切り上げて会いに来てくれた。 そして正昭と町を歩きながら、俺の方から手を繋いだり、体を寄せたりした。 正昭は嬉しそうだった。 元の俺なら、こんな可愛い女の子が積極的になることなんて一度もなかった。 街を歩きながら、正昭は俺に 「どうして君は、僕に対してこんなに積極的なんだい?」 俺は答えるべきか迷ったが、本当のことを打ち明けることにした。 「実はね、あなた

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  • 「どこかでお会いしました?」ってちょっと不自然
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