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長編

命名:清子(仮名)

3日前
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が抜け、「逃げて」と呟きました。 4人で慌ててA君を担ぎ、車内に戻ると、同窓会に向かった他の4人に事の顛末を連絡し、キャンセルを告げた上でA君の実家に向かいました。 A君は車内でも何度か発作的に奥歯を噛みしめる症状があったものの、その周期はなだらかになり、なんとか話せるまでになりました。 B「A!何があった? あそこに女の霊見えたけど、それが原因か?」 A「いや、霊がいるかどうかは分からんかったけど、化粧台の上に置いてあった 『命名・清子』と書いてあった紙を手に取った瞬間、身動きがとれんくなった。声だそうにも、後ろから首絞められている感覚で、どうにもならんかった。目は動いたから、金縛りにあってる感覚やった。」 Aの実家に着くと、A君父にお願いし、お祓い(徐霊?)をしてもらえることになりました。こっぴどく怒られましたが、「Aを助けてくれたことには感謝する。」と涙目で言われたことは今での脳裏に焼き付いています。  また、慌てて気がつきませんでしたが、私は左手に、C君とD君は足に痣のような模様が残っていることをA父に指摘されました。思い返してみると、命名紙や、化粧台に触れた箇所だと推測しています。  なぜあそこが立ち入り禁止となったのか、A君父が説明してくれました。  A君父「昔あそこは、事業が軌道に乗ったF一家が引っ越してきたところなんよ。ここは田舎なんでね。年寄は多いけど、子供の数が少なく、市自体のお金も少なかったから、子沢山で市に納税に貢献してくれるFさん一家を皆歓迎してたんよ。実際、その会社の従業員の家族も引っ越してきたから、ここらの地域は活気づいたんよ。 だけど、二番目の息子さんが上京したくらいのタイミングでFさん(父)が出張先で亡くなってね。奥さんが社長を引き継いだんだけど、資金繰りが上手くいかず、従業員も次第に離れていって。長男・次男も県外での仕事があるからって実家を継がんもんだから、奥さんが次第に鬱になってね。娘さんも嫁ぎ先から連絡はちょくちょくしてたみたいだけど、時代が時代なんで、なかなか帰省するわけにもいかんかったもんでね。結局倒産したんよ。Fさんの妻はそこに住んでたんやけど、子供らが学校いっている間に一番下の子と自殺してね。学校から帰ってきた子供が発見してね。。。」  B「俺、その女の人の霊見たんですけど、呪われたりしないですよね?」  A君父「それは正直わからん。やるだけのことはやる

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  • 投稿者どうしでは、コンタクトは取れないか… 怖いですね…お察し致します。 でも世の中には紫雲さんのように力ある人もいるので望みを捨てずに生きて下さいね。
    K
  • ここのサイトに投稿されている『紫雲』さんに相談されてみたら…? 彼女の投稿を読んで判断されたらどうでしょう…
    匿名
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