
友人のMが亡くなったのは、俺が高校2年の冬だった。バイト帰り、雪道を車で家に帰る途中、事故にあったのだ。運転していたのは酔っ払いで、あっという間に連絡が来た。犯人はすぐ捕まったが、俺はその時、こんな奴にMが奪われたのかと思った。
月日が流れ、Mの一周忌を迎える頃には、彼がいない寂しさが心に深く刻まれていた。友人たちとはたまに集まるが、いつもMの話が出ては黙り込むので、次第に疎遠になっていった。そんなある日、家族の引っ越しで荷物整理をしていると、昔のアルバムが出てきた。中には幼少期の思い出が詰まっていて、懐かしさに浸るうちに、Mと共に行ったキャンプの写真が目に留まった。
そこには、Mと他の友人たちが映っていた。みんな無表情で、背景には薄暗い木々が迫っていた。何かが不穏に感じたが、特に気に留めることもなく、そのまま次のページをめくった。数カ月後、再び山小屋で友人たちと集まった際、Mのことを思い出しながら語り合った。
そんな時、またもアルバムを見返していると、先ほどの写真が再び目に入った。今度は後ろにぼやけた人影が映っていた。まるで誰かがそこにいるかのように見え、何度も目を細めて見直したが、はっきりとした形は確認できなかった。それでも不気味な気持ちが胸を締め付けた。
後日、俺たちはその写真について話し合ってみた。メッセージアプリで確認をとると、友人たちはそれを全く覚えていなかった。もしかして、俺だけがこの写真の異変に気づいているのかと不安になった。その後、仲間のKが事故で亡くなった。彼も交通事故だった。聞いた話では、彼が運転中に何かに引っ張られて事故を起こしたという。
Kが亡くなった後、俺は再びあの写真を見返した。驚いたことに、あの人影の位置が変わっていた。初めはMの後ろにいたのが、今度はKの近くに寄っていた。次第に友人たちが事故のニュースを耳にするたび、俺の心は恐怖に包まれていった。
そんなある晩、今度は仲間のYが亡くなった。彼は川で溺死したとのこと。報道では、彼が何かに足を引っ張られたように沈んでいったと伝えられていた。これで、俺の仲間は次々と亡くなっていく。写真の人影が、まるで俺を狙っているかのようだった。
その後、俺は思い切って寺に相談することにした。住職に写真を見せると、彼は冷静に否定した。『これはただの写真に過ぎません。』その言葉が耳に残る。
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