
長編
祖母の家で見た怪異
匿名 3日前
chat_bubble 0
2,774 views
に部屋がありました。
そのため
「おじさんも家に残ってたのかな?」
「2階におって、昼寝から目が覚めて降りてきたんかな?」
などと思い、居間に向かいました。
玄関前を過ぎ、仏間を越えたあたりで今度はテレビがパチッと消えた音がしました。
「なんや、やっぱりおじさんか。」
と、そのまま進んで廊下から居間に入り、電気をつけた瞬間、また愕然となりました。
居間には誰もいないのです!
「え?だって、部屋の電気が付いてたり、消えたり、テレビが付いたり消えたりしてたやん!」
といよいよ訳が分からなくなりました。
パニックになりかけた矢先、居間に入るタイミングでつけた部屋の電気がパッとまた消え、同時にテレビの画面がプツッとONになりました。
映っている番組は至って普通で、夕方お決まりのNHKの教育番組。
でも、そんなことどうでも良くって、今起こってることは普通じゃなくって、、、。
そんな事を考えながら、もう一度壁のスイッチに手を伸ばして居間の電気つけます。
電気をつけた瞬間!
テレビの画面がブチッとOFFになりました。
心霊現象だなんて考えたくないので、「故障か?配線か?」と小学生ながらに考え、なんとか落ち着きを取り戻そうとします。
するとまた!
居間の電気が消え、テレビの電源がつきました。
また居間の電気つけます。
やはりつけた瞬間にテレビの画面はブチッとOFFになります。
「なんだ、やっぱり故障じゃないか。」
なんとか自分に言い聞かそうとします。
そして3秒ほどするとやっぱり居間の電気が消えました。
でも、今度は違いました。
居間の電気が消えた瞬間、友人が壁のスイッチにもテレビのリモコンにも触れてもいないのに、
テレビの画面だけパチッとついては、消え、またついては、消えと繰り返しはじめました。
真っ暗な部屋の中でテレビだけが狂ったようについたり消えたりを繰り返します。
「いよいよテレビが壊れた?てかどっちにしても怖いんやけど」などと思いつつ、あることに気づきます。
居間の電気は真っ暗になりましたが、背後の廊下の明かりと、ついたり消えたりを繰り返すテレビの明かりから部屋の中の様子は薄っすら見えるんですね。
視界の端、階段の方から何かが反射しているんです。
間取り図的にいえば、居間は、東側の右下が廊下からの入口、応接セットのソファを挟んで北東の右上にテレビがあります。
右下の入口からそのまま左に突
後日談:
- 聞いた時は「寝ぼけてたんじゃないん?」「実際、故障してたんじゃないん?」と疑ってかかってました。 鈍感人間の私としては、錯覚ともいえるような有り得る想定が現実感増してすごく怖かったです。 ちなみに、友人の祖父母宅があるCという地域は淀川沿いで下流にあるため、昔は船着き場のちょっと入り組んだところに水死体なんかが流れ着いたりしたそうです。 他にも2、3個、実体験を教えてもらったのでまた時間見て挙げますね。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。