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長編

謎の電話

リルレット 11時間前
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は一度もなく、すべて作り話だと思って生きてきた。 そして、この出来過ぎた怖いシチュエーション。乗ってやろう。 無音電話だったらそれはそれで話のネタになるな。 そんなことを考えながら、鍵のかかっていないドアを開け、電気を点け、恐る恐る電話をとった。 「…もしもし」 「…………もしもし、○○大学ですか。お世話になっております、〇〇と申します。」 「娘の〇〇が在学中なのですが、まだ帰っていなくて。雪が降っているので心配で電話した次第です。」 電話は50代くらいの女性で心配していそうな様子がはっきりと聞き取れた。 一気に現実に引き戻されたような感覚と共に安堵。 「すいません、私、実は学生でして…」 と事情を話し、何か自分にできることはないかと娘さんの名前と自宅の電話番号を控え、 改めて別の棟の守衛室から折り返し連絡してもらう約束をした。 電話を切り、名前と電話番号を書いた紙を持って、別の棟の守衛室に行き事情を説明した。 「〇〇棟の守衛室の黒電話が鳴って、誰もいなかったので自分が出て…」 すると、警備員は不思議そうな顔で 「…あそこの守衛室に……はぁ、なんでかな…とりあえずこちらで対応してみますね。」 と言い、紙を受け取った。 研究室に戻ると、友達二人が待ち構えていた。 「どうだった!?遅かったじゃん」 「いや、なんか普通の電話だった」 一通りの出来事を話した後は、何事もなかったかのように作業を続けた。 それから1時間程経った頃、 リリリリリ…リリリリリ… 聞き覚えのある電話音が聞こえる。 その時にはもう恐さはなく、何かの間違いで大学への電話がここに掛かってくることがあるのだという認識に変わっていた。 小走りに階段を降りて、電話に出ると先ほどの女性だった。 「…もしもし」 「…すいません、○○と申します。」 「あっ先程の」 「すいません、学生さんですよね。実は守衛さんから折り返しの電話がなくて…」 どうやら、守衛さんから連絡がなく再び連絡したらしい。 論文提出前で時間はなかったが、改めて電話番号と娘さんの名前を聞き、守衛室に走り込んだ。 「すいません、また連絡があって…」 すると、警備員は 「先ほどから何回もお電話しているのですが、その電話番号は使われていないようでして…」 「いや、ついさっき電話ありましたよ?この電話番号ですよね」 と言って紙を見

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  • おぉっ!怖いっ!!!!
    うんこりん
  • 紛らわしい表記ですいません
    あああ
  • あ、すまない。一時間後か。悪い悪い。納得した。
    匿名
  • 一週間後にかかってきた電話に「先ほどの」って言うのは変だよ。普通なら「先日の」とか「この間の」って言うよね。
    匿名
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