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短編
そこに立つ人
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そこに立つ人

2023年9月20日
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昔、俺は訪問販売の仕事をしていた時期がある。

毎日知らない人の家をピンポンして回り、とある会への勧誘をするお仕事(超ブラック)だった。

千葉県を担当していた俺は、その日とある海沿いの田舎町を回っていた。

夕刻、ある古ぼけた日本家屋を訪問した時だった。

引き戸を開けて出てきたのはくたびれた感じの老婆だった。

髪の毛は真っ白。肌艶も悪く、腰が曲がり、来ているものはよれよれのシャツ。

俺が対象にしていたのは子供向けの商材だったので、「この家は対象外だな」と見切りをつけ、代わりに老婆から近所に子供のいる家がないか教えてもらおうと、少し玄関先で立ち話をすることにした。

ふと話していた老婆の後方に目を向けた。

その家は玄関から直接居間になっており、老婆の後方には10畳ほどの広間が広がっていた。

その広間には、真っ白い葬式の祭壇が設置されていた。

立派な祭壇には老翁の遺影が置かれていた。

(旦那さんが亡くなったばかりだったんだ・・)

老婆のやつれた感じに納得がいった。

まだ棺もあった。遺体もそこにあったのだろう。

なんとも間の悪いときに来てしまったと思い、俺は早々に話を切り上げようと思った。

その瞬間、ふと視線を感じて顔を上げた。

祭壇の横には隣室へと続いているであろう襖があって、その襖が十センチほど開いていたのだが、、

その隙間から男がこちらをじっと見つめていた。

無表情な男が、少しにらみつけるように俺を見ていた。

正直、気持ち悪かった。言い方は悪いが、頭のおかしい家族がいるのだと思った。

でも次の瞬間、俺はぞぞっと全身に鳥肌が立つのを感じた。

その男は、遺影の男にそっくりだったのだ。

俺は慌てて急な来訪を詫び、その家を後にした。

あの男は亡くなった遺影の男と双子の兄弟かなにかだったのだろうか。

それとも・・・・

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はじめまして、よろしくお願いします。

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