新着 短編
桜子の悪夢。真っ赤な空の夕日の小高い丘と謎の人物

(「部活帰りにショッピングモールで1時間だけデート」の続き
・・・
博正と付き合いはじめた桜子だが、関係をずっと維持できるかなどはじめのうちは不安なことだらけだった。夜、そんな考え事をしていてなかなか寝付けない桜子だったが、しばらくしたら眠りについた。
・・・
制服姿の桜子は真っ赤な空と夕日の登る小高い丘の上にいた。桜子の目の前にいるのは、付き合いはじめたばかりの博正。
だが、博正の顔にいつもの優しさは少しもなかった。博正は
「君とはもう続かない・・。亅
博正が冷たい声でそういい放つと、桜子は胸を刃物で刺されたような痛みに襲われた。
「痛い!・・待って・・助けてよ・・亅
心臓のあたりを両手で押さえながらうずくまる桜子、それを尻目に去っていく博正。
日が少しずつ沈み、あたりは暗くなっていった。
夕日に染まる真っ赤で暗くなった空は血のような色だった。
胸の痛みはじわりと拡散するように体中が痛み出した。
「・・助けて・・痛いよ・・亅
桜子は、ついに痛みに耐えきれなくなってその場に倒れた。体が蝕まれるような苦しさで、口の中は血のような味がする。
(死ぬのかな・・私・・)
そのとき、何者かの足音が聞こえた。
うつ伏せで倒れながらも桜子が辛うじて顔をあげると、そこには黒い服に身をまとった謎の人物がいた。
「誰なの!亅
その人物は、
「私はお前の悪の心の化身だ。・・お前のその体の痛みは何か分かるか?亅
声は冷たく低く、男か女かも分からない不気味な話し方だった。
そして、桜子の体中の痛みはさらに激しくなっていた・・
1 / 1
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。


