本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 短編
夜の訪問者の話
夜の訪問者の話
新着 短編

夜の訪問者の話

1時間前
怖い 0
怖くない 0
chat_bubble 0
14 views

一人暮らしを始めたばかりの頃、私は冬の寒さに震えながら眠りについた。深夜、何かの気配を感じて目を覚ました。部屋の隅に立つ影が見えた。その影は徐々に明るみに出てきた。そこにいたのは、母だった。

彼女はナイフを手にし、私のベッドの横に立っていた。目は異常に光り、笑みを浮かべているが、その表情はどこか不気味だった。私は恐怖で動けずにいたが、彼女は「大事なものを切り取ってあげる」と言いながら、ナイフをこちらに向けてきた。

必死で声を上げようとしたが、声は出なかった。心臓が高鳴り、身体がこわばる。何とか意識を取り戻し、彼女の手を掴もうとしたが、彼女の力は想像以上に強かった。まるで何かに取り憑かれたかのように、彼女は私を押さえつけて離さなかった。

「やめて!」と叫びたかったが、声は出せなかった。彼女の手は冷たく、まるで氷のようだった。やっとの思いで彼女の手を振りほどき、ベッドから飛び出すと、部屋のドアを開けて逃げ出した。

翌朝、恐怖に怯えながらも母に電話をかけた。「昨夜、どうしてあんなことをしたの?」と問いただすと、彼女は何事もなかったかのように「ごめんね、夢でも見ていたのかもしれない」と平然と言った。その言葉に、また一層の恐怖を感じた。

それから数日間、同じ夢を繰り返すように、母の異様な姿が夜中に現れ、私を追い立てる。どんなに怒鳴っても、謝るだけで解決しない。次第に、私は自分の心が壊れていくのを感じた。母の呪縛から逃れるために、私は夜中、パジャマのままマンションを飛び出し、近くの24時間営業のコンビニで一晩過ごした。

その後、引越しを決意した。新しい場所で新たな生活を始め、ようやく穏やかな日々が戻ってきたが、時折思い出すのは、恐ろしい母の顔と、手にしたナイフの光だった。あれは夢だったのか、それとも本当に彼女の中の何かが目覚めていたのか。答えは今もわからない。何かが私たちを引き裂こうとしていたのかもしれない。

1 / 1

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 3
怖い評価 55
閲覧数 3.9k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.35

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 学校
  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...