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俺がまだ子供だった頃 「真夜中12時に目を閉じて念じる将来結婚する人が目にうつる。」 とかいう話をきいて試してみた。 すると12時に洗面器を目を閉じてみると、顔などは見えなかったが「〇〇」という人の苗字みたいな漢字が見えた。それは難読な苗字ではないが、それほど多くいない苗字だった。 ・・ 大学...
僕達はあの事件をなるべく忘れようと毎日を過ごしていました。そんなある日「通学路に赤いコートを着た女がいて通る子供の名札をじーっと見るんだって」とゆう噂が学校中で広まりました。僕達はもしかしたら…と不安な日々を過ごしていました。ある日僕達3人を含め5人で帰ってると赤いコートを着た女が立っていまし...
今でもあの夜の匂いを思い出すと、胸の奥がざわつく。 湿った布を干しっぱなしにした時のような、微かな酸味を帯びた匂いで、鼻の奥に残って離れない。あれを感じたのは、自分の部屋ではなかった。もっと古くて、もっと薄暗くて、もっと静かな場所だった。 その日の夕方、私は仕事を切り上げる頃にはひどい頭痛に...
その温泉旅館は、山あいの川沿いにひっそり建っていた。社員旅行の幹事を押し付けられた俺は、予算と立地だけでそこを選んだ。サイトの写真は綺麗だったし、口コミも悪くない。 ただ、到着してすぐに気づいた。廊下が、やけに静かすぎる。客が多いはずなのに、足音も笑い声も薄く、襖の向こうから聞こえるのは川の音...
平日の夕方、東京から少し離れた近郊電車に乗っていたときのこと。 外は暗く通勤や通学帰りの乗客が数人乗っていた。 俺の近くの正面には、20代くらいの若い女性が座ってスマホを見ていた。 何の変哲もない光景だが、女性のスーツには業務用の名札がついていて、「石原」と書かれていた。 「この人石原っていう...
これは、誰にも話していない出来事です。 文章にするのも正直ためらいましたが、書かずにいると、自分の中で何かがずっと引っかかったままになる気がして、ここに残します。 あの日、私は会社に一人で残っていました。 残業というより、片付けです。資料の確認やログの整理で、特別な作業ではありません。いつも...
私が当時30歳前後だった時、元教員の同僚が山奥の廃校を見つけて、みんなでそこを掃除しようということになりました。冬休みを利用して、学生仲間を集め、廃校に泊まり込むことにしたのです。 その日の昼間、教室の掃除をしながら、かつての思い出話に花を咲かせていました。ところが、初日に一人の学生が古い教...